| > >>次の各組の整式の最大公約数と最小公倍数を求めよ。 > >>(1)x^4y^2+x^3y^3,x^3y^3-x^2y^4 (2)2x^2+5x-3,2x^2+9x+9 > >>【解】(1)最大公約数x^2y^2 最小公倍数x^3y^3(x+y)(x-y) > >> (2)最小公約数x+3 最小公倍数(x+3)(2x-1)(2x+3) >>(1)x^3y^2(x+y) と x^2y^3(x-y) の最大公約数と最小公倍数なので・・・. >>(2)(x+3)(2x-1) と (x+3)(2x+3) の最大公約数と最小公倍数なので・・・. > > どのようにして最大公約数・最小公倍数を求めるんですか? > 最大公約数・・・各因数のうち,最も小さいものを選び出して,それらの積が,最大公約数になります. 数字でいったほうがわかりやすいかもしれませんね. 例;「288と270の最大公約数を求める.」 [1]まずはそれぞれ素因数分解. 256=2^5*3^2 270=2*3^3*5 となります. [2]各素因数を比較. 素因数2について:256では2^5,270では2^1なので,小さいほうの2^1を選びます. 素因数3について:256では3^2,270では3^3なので,小さいほうの3^2を選びます. 素因数5について:256には素因数5はなく(強いて言えば,5^0),270では5^1なので,この部分は最大公約数と関係ありません. [3]選んだものの積が最大公約数. よって,最大公約数は2^1*3^2=18が最大公約数ということになります.
これの整式バージョンと考えて見ましょう. [1]それぞれ因数分解. x^4y^2+x^3y^3=x^3*y^2*(x+y)・・・【1】 x^3y^3-x^2y^4=x^2*y^3*(x-y) ・・・【2】 [2]各因数を比較. 各因数とは,x,y,x+y,x-yのことですね. 因数x:【1】ではx^3,【2】ではx^2なので,小さいほうのx^2を選びます. 因数y:【1】ではy^2,【2】ではy^3なので,小さいほうのy^2を選びます. 因数x+y:【1】ではx+y,【2】にx+yはないので,選ぶものはありません. 因数x-y:【1】にx-yはないので,選ぶものはありません. [3]選んだものの積が最大公約数. よって,(1)の最大公約数はx^2*y^2とわかるのです.
最小公倍数については,最大公約数のときと似ていて,最大公約数を調べるとき,小さいほうを選んでいましたね??そこをすこし変えて,大きいほうを選んでその積を求めればいいのです.後は同じなのでやってみてください.
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