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■45066 / inTopicNo.1)  ある多項式の積分の不等式
  
□投稿者/ Cruella de Vil 一般人(2回)-(2013/05/11(Sat) 07:20:06)
    ある本を読んでいたら、次の不等式が(証明なしで)出ていたのですが
    証明の仕方を教えて下さいませんでしょうか。

    を次数が以上の実数係数多項式で、


    の解は実数
    をみたしているならば、

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■45067 / inTopicNo.2)  Re[1]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ WIZ 一般人(14回)-(2013/05/11(Sat) 10:54:33)
    2013/05/11(Sat) 13:13:22 編集(投稿者)

    平均値の定理の応用ですよね?

    f(x)の不定積分の1つをF(x) = ∫f(x)dxとすると、{F(1)-F(-1)}/{1-(-1)} = f(c)但し、-1 ≦ c ≦ 1
    ここで、F(1)-F(-1) = ∫[-1,1]f(x)dxですから、(1/2)∫[-1,1]f(x)dx = f(c) ≦ max[-1 ≦ x ≦ 1]f(x)
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■45069 / inTopicNo.3)  Re[1]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ らすかる 一般人(43回)-(2013/05/11(Sat) 12:12:37)
    (1/2)∫[-1〜1]f(x)dx ≦ (1/2)∫[-1〜1]max[-1〜1]f(x)dx
    =(1/2)max[-1〜1]f(x)∫[-1〜1]dx
    =(1/2)max[-1〜1]f(x)・2
    =max[-1〜1]f(x)
    でいいような気がします。

    # f(x)に関する条件はどれも不要だと思います
    # ([-1,1]で積分可能かつ最大値が存在すれば、どんな関数でも成り立つ)。

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■45070 / inTopicNo.4)  Re[1]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ Cruella de Vil 一般人(3回)-(2013/05/11(Sat) 13:11:51)
    お二方、申し訳ありません!!
    勘違いしていて不等式を間違えて書いてしまいました。(土下座)
    
    

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■45071 / inTopicNo.5)  Re[1]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ WIZ 一般人(15回)-(2013/05/11(Sat) 13:41:00)
    (3/4)∫[-1,1]f(x)dx ≦ max[-1 < x < 1]f(x)ですね。

    条件「f(x) = 0の解は(全て)実数」から、f(x)の極大値 > 0かつ極小値 < 0であると言えます。
    条件「f(-1) = f(1)」と「-1 < x < 1でf(x) > 0」より、-1 < x < 1の範囲にf(x)の極大値が1個だけあります。

    x = -1のy = f(x)の接線は傾きが正、
    -1 < x < 1で、f(x)が最大となるのは極大値ですから、このxに対するy = f(x)の接線は傾きが0、
    x = 1のy = f(x)の接線は傾きが負です。

    曲線y = f(x)はこれら3接線の上側に出ることはないので、
    ∫[-1,1]f(x)dx ≦ {3接線とy = f(1)で囲まれる台形の面積}+2f(1)
    です。

    {3接線とy = f(1)で囲まれる台形の面積}+2f(1)を正確に評価できれば証明できると思います。
    # 今から出掛けないといけないので、また後で!
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■45072 / inTopicNo.6)  Re[2]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ らすかる 一般人(44回)-(2013/05/11(Sat) 13:47:29)
    > {3接線とy = f(1)で囲まれる台形の面積}+2f(1)を正確に評価できれば証明できると思います。

    f(1)=0なので「3接線とx軸で囲まれる台形の面積」ということですよね。
    でもそれを評価しても証明できないと思います。
    なぜなら、f(x)が2次式の場合
    ∫[-1〜1]f(x)dx=(4/3)max[-1〜1]f(x)<(台形の面積)
    になりますので。
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■45073 / inTopicNo.7)  Re[2]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ Cruella de Vil 一般人(4回)-(2013/05/11(Sat) 15:38:32)
    2013/05/12(Sun) 01:39:13 編集(投稿者)
    2013/05/11(Sat) 20:39:00 編集(投稿者)

    No45071に返信(WIZさんの記事)
    > (3/4)∫[-1,1]f(x)dx ≦ max[-1 < x < 1]f(x)ですね。
    そうです。間違えてしまってすみません。

    > # 今から出掛けないといけないので、また後で!
    お忙しいときに考えていただいて、ありがとうございます。
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■45079 / inTopicNo.8)  Re[1]: ある多項式の積分の不等式
□投稿者/ WIZ 一般人(17回)-(2013/05/12(Sun) 09:16:10)
    2013/05/12(Sun) 09:57:20 編集(投稿者)
    2013/05/12(Sun) 09:57:06 編集(投稿者)

    「また後で」と書いてしまった手前、何も返信しないのは失礼なので、まだ証明できてませんが途中経過を報告します。

    -1 < x < 1の範囲でx = mの時、y = f(x)は最大値M = f(m)を取るものとします。

    らすかるさんも書いていますが、次数が2の場合はシンプソンの公式より、
    ∫[-1,1]f(x)dx = {{1-(-1)}/6}{f(-1)+4M+f(1)} = (4/3)Mなので、
    (3/4)∫[-1,1]f(x)dx ≦ M(←等号が成立)と言えます。

    次数が3以上の場合
    (-1, 0)を通るy = f(x)の接線は、y = f'(-1)(x+1)で、
    (1, 0)を通るy = f(x)の接線は、y = f'(1)(x-1)で、
    (m, M)を通るy = f(x)の接線は、y = Mです。

    接線y = f'(-1)(x+1)と接線y = Mの交点は({M/f'(-1)}-1, M)で、
    接線y = f'(1)(x-1)と接線y = Mの交点は({M/f'(1)}+1, M)です。

    3接線と、y = 0で囲まれた台形を考えると、
    上底の長さは{{M/f'(1)}+1}-{{M/f'(-1)}-1} = {M/f'(1)}-{M/f'(-1)}+2
    下底の長さは2、高さはMですので、面積は{{M/f'(1)}-{M/f'(-1)}+4}M/2となります。

    # 正確には-1 < {M/f'(-1)}-1 < m < {M/f'(1)}+1 < 1であることを示す必要がありますが・・・。

    それで、これ以上の進展はありません。
    f'(-1)とf'(1)の評価ができていないので、{{M/f'(1)}-{M/f'(-1)}+4}M/2の評価もできてません。


    別の方法で、次数が3以上の場合
    (-1, 0), (m, M), (1, 0)を通る放物線を考えます。
    y = g(x) = {M/(m^2-1)}(x^2-1)となります。-1 < m < 1なので、-1 ≦ m^2-1 < 0です。
    ∫[-1,1]g(x)dx = (4/3)M/(1-m^2) ≧ (4/3)M

    これも、グラフとしてy = f(x)がy = g(x)の上に出る事が無いかどうか分かりませんので、
    ∫[-1,1]f(x)dx ≦ (4/3)Mは勿論、∫[-1,1]f(x)dx ≦ (4/3)M/(1-m^2)すら証明できてません。
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