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■42038 / inTopicNo.1)  長いですが,教えてください。
  
□投稿者/ 御手洗景子 一般人(12回)-(2010/06/30(Wed) 23:45:09)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id
    1)a=[1 1 ]
    __ [0 1 ]としたとき,a^nをいくつかのnで計算して,一般のn(正負とも)について,その形を証明せよ。
    (2)b=[1 1 1]
    __[0 1 1]
    __ [0 0 1] としたとき,b^nをいくつかのnで計算して,一般のn(正負とも)について,その形を証明せよ。
    (3)c=[1 1 1 1]
    __[0 1 1 1]
    __[0 0 1 1]
    __[0 0 0 1]としたとき,c^nをいくつかのnで計算して,一般のn(正負とも)につい て,その形を証明せよ。
    (4)D=[cosφ -sinφ]
    __ [sinφ cosφ]としたとき,D^nをいくつかのnで計算して,一般のn(正負とも)につい て,その形を証明せよ。
    (5)G=[cosθ sinθ]
    __[sinθ -cosθ]としたとき,G^nをいくつかのnで計算して,一般のn(正負とも)につい て,その形を証明せよ。
    (1)については,a^n=[1 n]
    ________[0 1 ]がわかり,数学的帰納法で,a^n+1のときも出したのですが,証明の書き 方に自信がありません。
    (2)については,b^2=[1 2 3 ]c^3=[1 3 6 ]
    ________[0 1 2 ] __[0 1 3]
    ________[0 0 1 ]__ [0 0 1]という風に,b^4,b^-1,b^-2,b^-3あたりを計算したのですが,規則性がどうしてもわかりません。
    (3)についても,c^2=[1 2 3 4]c^3=[1 3 6 10]
    ________ [0 1 2 3] __[0 1 3 6]
    ________[0 0 1 2] __[0 0 1 3]
    ________[0 0 0 1]_ _[0 0 0 3]という風に,c^4,c^-1,c^-2,c^-3あたりを計算したのですが,規則性がどうしてもわかりません。
    (1)は,証明(数学的帰納法)の書き方を,(2)(3)については,一般のnを,(4)(5)については,最初から教えてもらえませんか。よろしくお願いします。
    (4)は,証明まで,なんとなくたどり着けるのですが,(5)の線対称移動を表す行列は,いくつかのnについては,できても,証明がわからないので教えてください。
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■42048 / inTopicNo.2)  Re[1]: 長いですが,教えてください。
□投稿者/ tokoro 一般人(22回)-(2010/07/01(Thu) 19:01:12)
    2010/07/01(Thu) 19:02:45 編集(投稿者)

    の場合ならともかく、が負の場合、は元の行列の逆行列を意味し、などは、その逆行列を2回掛けたものになるのでしょうか?
    また、の場合、どう扱うのか、ちょっとよくわかりません。(単位行列にする?)
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■42059 / inTopicNo.3)  Re[1]: 長いですが,教えてください。
□投稿者/ tokoro 一般人(24回)-(2010/07/02(Fri) 18:07:19)
    2010/07/02(Fri) 20:14:25 編集(投稿者)

    の場合に関してお返事がありませんが、とすると、次のようになります。

    (1)の帰納法による証明については、こんな感じでしょうか?(前もってぐらいまで示しておくとなおよい)

    とするとき、

    が成り立つので、一般項()は、

    となる。

    (2)については、

    から、

    の形が予想できますが、成分であるの規則性が、これだけではよくわかりません。
    から順に並べると、

    となりますが、数列の隣り合う項の差をとると、次のような階差数列が得られます。

    これは初項がで公差の等差数列です。
    つまり、となります。
    したがって、となります。
    ここで、の公式を使います。

    (3)については、

    から、

    の形が予想できますが、の詳細が、これだけではよくわかりません。
    先と同様に階差数列を考えると(の場合は2回、階差数列を求める)、
     ←(これは(2)の場合と同じ)

    となります。
    このについては、
    第2階差数列が初項、公差の等差数列であることから、と書け、
    第1階差数列は、より、
    として得られます。
    ここで、の公式も使います。

    (4)については、行列という角度の回転を意味することを使えば、
    という角度の回転を意味するので、

    となります。
    帰納法による証明も、三角関数の加法定理を知っていればわかると思います。
    実際、の場合は、加法定理からとなることが、容易に確認できるはずです。

    (5)については、
    が単位行列になるので、となり、と同じで単位行列、以後、この繰り返しです。
    つまり、が偶数の場合は単位行列、が奇数の場合はというように、が偶数と奇数で分かれます。
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■42063 / inTopicNo.4)  Re[2]: 長いですが,教えてください。
□投稿者/ 御手洗景子 一般人(13回)-(2010/07/03(Sat) 10:44:54)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id
    とても丁寧に教えてくださり,ありがとうございます。
    何となく,わかっても,書き方などがわからないところもあったので,大変,参考になりました。

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