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■41105 / inTopicNo.1)  極限
  
□投稿者/ コゴロー 一般人(1回)-(2010/03/18(Thu) 13:51:25)
    (1/2)^nと(1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+…の大小を比較しなさい。

    ずっと足し続けるから後者の方が大きいような気がするんですが、実際には前者の方が大きいらしいです。どうしてなんでしょうか!?どうやって示すのか教えてください。お願いします。
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■41106 / inTopicNo.2)  Re[1]: 極限
□投稿者/ サボテン 付き人(63回)-(2010/03/18(Thu) 14:34:05)
    ・・・・の部分が問題なのですが、もし・・・が無限に続いているとすると、

    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+…
    =(1/2)^(n+1)(1+1/2+1/2^2+・・・・)
    =(1/2)^(n+1){1/[1-1/2]}=(1/2)^n

    となって等しくなります。

    ・・・・が有限項で打ち切られている場合は(1/2)^nの方が大きいです。
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■41108 / inTopicNo.3)  Re[2]: 極限
□投稿者/ コゴロー 一般人(2回)-(2010/03/18(Thu) 15:28:30)
    早速ありがとうございます。有限個で区切られているかどうかはちょっとわからないですが、仮に有限個で区切られている場合、どうして足し続けるのに(1/2)^nの方が大きいんですか?
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■41114 / inTopicNo.4)  Re[1]: 極限
□投稿者/ すっとこどっこい 軍団(103回)-(2010/03/18(Thu) 22:25:51)
    m個の実数r(^1), r^2, r^3, ・・・の和が
    r+r^2+r^3+・・・+r^m=r(1−r^m)/(1−r)となることを用いると、

    無限個の実数(1/2)^(n+1), (1/2)^(n+2), (1/2)^(n+3), (1/2)^(n+4), ・・・の和は
    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+・・・
    =(1/2)^n・{(1/2)^1+(1/2)^2+(1/2)^3+(1/2)^4+・・・}
    =(1/2)^n・[(1/2)・{1−(1/2)^∞}/(1−1/2)]
    =(1/2)^n・[(1/2)・{1−(1/2)^∞}/(1/2)]
    =(1/2)^n・{1−(1/2)^∞}となります。
    ここで、(1/2)^∞は正の数なので、1−(1/2)^∞=1−(正の数)<1となり、
    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+・・・
    =(1/2)^n・{1−(1/2)^∞}
    <(1/2)^n・1
    =(1/2)^n
    つまり、
    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+・・・<(1/2)^nとなります。

    ※ (1/2)^∞は、0に限りなく近い正の数です。((1/2)^∞>0かつ(1/2)^∞≒0)
    極限の考え方に基づいて(1/2)^∞=0とすると、サボテンさんの投稿と同じ結果が得られます。
    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+・・・
    =(1/2)^n・{1−(1/2)^∞}=(1/2)^n・(1−0)=(1/2)^n
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■41118 / inTopicNo.5)  Re[3]: 極限
□投稿者/ すっとこどっこい 軍団(104回)-(2010/03/19(Fri) 00:11:33)
    2010/03/19(Fri) 00:31:28 編集(投稿者)

    > どうして足し続けるのに(1/2)^nの方が大きいんですか?

    私の説明の中で、(1/2)^1+(1/2)^2+(1/2)^3+(1/2)^4+・・・=1−(1/2)^∞=1であれば、
    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+・・・=(1/2)^nとなります。

    (1/2)^1+(1/2)^2+(1/2)^3+(1/2)^4+・・・の計算を添付の図のように考えると、
    足し算をする数の個数が多ければ多いほど図の中の赤い部分(穴)は半分また半分と小さくなっていきます。
    しかし、この赤い部分はどんなに小さくなっても(見えなくなっても)実際には無くなることがありません。

    ですから、
    (1/2)^1+(1/2)^2+(1/2)^3+(1/2)^4+・・・<1
    ((1/2)^1+(1/2)^2+(1/2)^3+(1/2)^4+・・・≒1)となり、

    (1/2)^(n+1)+(1/2)^(n+2)+(1/2)^(n+3)+(1/2)^(n+4)+・・・
    =(1/2)^n・{(1/2)^1+(1/2)^2+(1/2)^3+(1/2)^4+・・・}<(1/2)^n・1=(1/2)^nとなります。
440×440 => 250×250

to41108.gif
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