| > > 4^(m+1)−1=4・4^m−1 > なぜ、4・4^m-1になるのでしょうか?
指数法則a^(p+q)=a^p・a^qより、4^(m+1)=4^m・4^1=4^m・4となります。
> > n=m+1のとき、 > > 2^(m+1)−(m+1)!=2・2^m−(m+1)・m!<2・m!−(m+1)・m!=(1−m)m!<0なので、 > > 2^(m+1)<(m+1)!でOK > > (Aと、m≧4のとき1−m<0,m!>0を利用して、2^(m+1)−(m+1)!<0を示す。) > なぜ、このように展開出来るのかが、分かりません。
展開というほどの計算は最初だけです。ここでは条件付き不等式の証明を行なっています。
A<Bを示すには、(小さい数から大きい数を引くと負の数になるから、)A−B<0(A−Bは負の数になる)を示せばよいということです。
ここで示したいものは2^(m+1)<(m+1)!ですから、2^(m+1)−(m+1)!を計算した結果が負の数になることを確かめています。
2^(m+1)−(m+1)! ↓ 指数法則より、2^(m+1)=2・2^m, 階乗の計算方法より、(m+1)!=(m+1)・m! =2・2^m−(m+1)・m! ↓ Aの2^m<m!を用います。2^mをこれより大きい数m!に置き換えると、 ↓ 引かれる数が大きくなるので、2・2^m−(m+1)!の結果より大きくなります。 <2・m!−(m+1)・m! ↓ 分配法則より、AC−BC=(A−B)C (m!でくくります。) =(1−m)・m! ↓ m≧4のとき、1−m<0(1−mは負の数), 階乗の計算方法より、m!>0(m!は正の数)となり、 ↓ (1−m)・m!は(負の数)×(正の数)なので、負の数になります。 <0
2^(m+1)−(m+1)!=…<…=…<0なので、2^(m+1)−(m+1)!<0ですね。 引き算をして負の数になるので、引かれる数2^(m+1)は引く数(m+1)!より小さい。 つまり、2^(m+1)<(m+1)!が成り立つことになります。
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