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■30999 / inTopicNo.1)  有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
  
□投稿者/ kana 一般人(1回)-(2008/01/26(Sat) 03:51:39)
    宜しくお願い致します。m(_ _)m


    [問]fを[a,b](a<b)で有界な関数とし、lim[n→∞]L(P(n),f(x))=lim[n→∞]U(P(n),f(x))=L(∈R)となる[a,b]の分割の数列{P(n)}がある時,
    f(x)が[a,b]で∫[a to b]f(x)dx=Lのリーマン積分可である事を示せ。
    (但し,L(P(n),f(x))=Σ[i=1..n]m(i)・凅(i) (m(i)=inf{f(x);x(i-1)≦x≦x(i)}),U(P(n),f(x))=Σ[i=1..n]M(i)・凅(i) (M(i)=sup{f(x);x(i-1)≦x≦x(i)})とする)


    という証明問題問題です。どのようにして示せばいいのでしょうか?


    リーマン積分可能の定義は有界関数f(x)が[a,b]で下積分と上積分が一致する時,f(x)は[a,b]でリーマン積分可能という。

    です。
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■31023 / inTopicNo.2)  Re[1]: 有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
□投稿者/ モノトーン・コンバージェンス 付き人(50回)-(2008/01/26(Sat) 23:48:07)
    結果からいうと
    が下積分
    が上積分
    ですので、上のことを丁寧に言うことになります。

    下積分、上積分の定義、ダルブーの定理はご存知ですか?
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■31053 / inTopicNo.3)  Re[2]: 有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
□投稿者/ kana 一般人(2回)-(2008/01/28(Mon) 04:19:05)
    「fが[a,b]でリーマン積分可」の定義が
    「fが[a,b]で有界でlim[n→∞]L(P(n),f(x))=lim[n→∞]U(P(n),f(x))∈R(:実数体)」
    でそのリーマン積分値の定義は「lim[n→∞]L(P(n),f(x))=lim[n→∞]U(P(n),f(x))の収束値」なのですね。
    つまり、問題自体が既に定義を語っているので解答は仮定とリーマン積分の定義からfはリーマン積分可でその積分値はLである。の一行で終ってしまうのですよね。。。


    因みにダルブウの定理は
    「fが[a,b]で有界連続でf(x)≧0(∀x∈[a,b])で[a,b]を分割凾ナn等分した時の小区間δ(i):=x(i)-x(i-1)におけるM(i):=sup{f(x);x∈δ(i)},n(i):=inf{f(x);x∈δ(i)}とし、
    s():=Σ[i=1..n]m(i)δ(i)、S():=Σ[i=1..n]M(i)δ(i)と置いた時,
    J1=sup{s();凾ヘ分割}、J2=inf{S();凾ヘ分割}とすれば
    lim[|處→0]s()=J1,lim[|處→0]S()=J2」

    ですね?


    うーん、この問題はどのように解答すればいいのでしょうか?
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■31054 / inTopicNo.4)  Re[3]: 有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
□投稿者/ モノトーン・コンバージェンス 付き人(53回)-(2008/01/28(Mon) 09:49:22)
    2008/01/28(Mon) 09:53:02 編集(投稿者)

    > 「fが[a,b]でリーマン積分可」の定義が
    > 「fが[a,b]で有界でlim[n→∞]L(P(n),f(x))=lim[n→∞]U(P(n),f(x))∈R(:実数体)」
    > でそのリーマン積分値の定義は「lim[n→∞]L(P(n),f(x))=lim[n→∞]U(P(n),f(x))の収束値」なのですね。
    > つまり、問題自体が既に定義を語っているので解答は仮定とリーマン積分の定義からfはリーマン積分可でその積分値はLである。の一行で終ってしまうのですよね。。。

    おっしょるとおりほとんど自明に思われる命題です。
    本によって定義は多少異なりますが、リーマン積分の定義はリーマン和をとしたものではなく分割の幅のときの極限値であったと思います。

    よって

    @のとき

    であることをいって

    Aのリーマン和をとして






    なので、はさみうちの原理から
    となります。

    > 因みにダルブウの定理は...
    上の有界関数として

    のとき

    です。分割がn等分分割であることやが連続関数などは仮定されてもなくても成立します。
    ダルブーの定理を用いるかと思いましたが。予想はずれでした・・・
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■31128 / inTopicNo.5)  Re[4]: 有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
□投稿者/ kana 一般人(5回)-(2008/01/31(Thu) 07:30:12)
    ご回答大変感謝致します。

    |處→0ならばn→∞なので
    lim[|處→0]L(P(n),f(x))=lim[n→∞]L(P(n),f(x))=L,
    lim[|處→0]L(U(n),f(x))=lim[n→∞]U(P(n),f(x))=L …(*)
    でリーマン積分の定義lim[|處→0]L(P(n),f(x))≦lim[|處→0]R(P(n),f(x))≦lim[|處→0]U(P(n),f(x))
    と(*)とはさみ打ちの定理からlim[|處→0]R(P(n),f(x))=L
    となるのですね。

    うーんでも|處→0,つまり,
    P(1):{1,1/2,1},P(2):{0,1/4,1/2,3/4,1},P(3):{0,1/8/1/4,3/8,1/2,5/8,3/4,7/8,1}という感じになるので
    自動的にn→∞と言えると思いますが証明となるとどのようにコメントすればいいのでしょうか?
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■31130 / inTopicNo.6)  Re[5]: 有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
□投稿者/ モノトーン・コンバージェンス 付き人(58回)-(2008/01/31(Thu) 09:29:24)
    問題にはがどのような分割か明示されていないのですが、n等分割、等分割などの仮定はなされていないですか?

    上の文章でkanaさんは等分割と解釈しているようなので、それでいきます。
    分割の幅の定義は

    です。
    たとえば長さ100の区間を
    の長さの3つの区間に分割したの幅は
    です。

    等分割ではですのでのときと一言いえばいいでしょう。
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■31168 / inTopicNo.7)  Re[6]: 有界関数fがリーマン積分可能である事の示し方
□投稿者/ kana 一般人(6回)-(2008/02/02(Sat) 02:23:33)
    分割はn等分割でした。
    でもお陰様で漸く解けました。
    大変有難うございました。
解決済み!
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