数学ナビゲーター掲示板
(現在 過去ログ1 を表示中)

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■289 / inTopicNo.1)  関数の増減と極値
  
□投稿者/ peco 一般人(7回)-(2005/04/30(Sat) 10:10:25)
    高3のPecoです。いつもお世話になります。
    下記の問題の解説で
    「lim(x→∞)x^(2)e^(-x)=0であることに注意する」とのヒントがあったのですが、そのヒントの部分がなぜそうなるのか「lim(x→∞)x^(2)e^(-x)=0」分かりません。どなたかお教えいただけませんか。

    次の関数の増減を調べ、極値を求めよ。
    (1) y=x^(2)e^(-x)

    よろしくお願いします。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■297 / inTopicNo.2)  Re[1]: 関数の増減と極値
□投稿者/ KINO 一般人(21回)-(2005/04/30(Sat) 21:27:08)
    No289に返信(pecoさんの記事)

    pecoさんの習っていない知識を利用した解法の紹介になってしまうかもしれませんので,そのときはまた質問してください。

    まず,もしもpecoさんが「ロピタルの定理」というのをご存知でしたら,それを使えば lim[x→∞](x^2)e^(-x)=0 を比較的簡単に示せます。

    もしも「ロピタルの定理」というのをご存じなければ,次のように示すこともできます。

    まず,x>0 において 1<e^x が成り立つことから出発します。
    この両辺を [0,x] 区間で定積分しても大小関係は変わりません。
    その結果 x<e^x-1 という不等式を得ます。つまり,1+x<e^x.
    さらにこの両辺を [0,x] で定積分すると,1+x+x^2/2<e^x という不等式を得ます。
    さらにもう一回同じように積分すると,1+x+x^2/2+x^3/6<e^x という不等式を得ます。
    これから,0<x^2/e^x<x^2/(1+x+x^2/2+x^3/6) となり,右辺の分母は x の2次式,分子は x の3次式ですので,x→∞の極限において x^2/(1+x+x^2/2+x^3/6)→0.
    よって (x^2)e^(-x)=x^2/e^x→0 となります。

    このように積分を繰り返して求めた不等式を用いて,任意の正の整数 n に対して
    lim[x→∞](x^n)e^(-x)=0 となることを示すことができます。

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■315 / inTopicNo.3)  Re[2]: 関数の増減と極値
□投稿者/ peco 一般人(9回)-(2005/05/01(Sun) 10:42:55)
    No297に返信(KINOさんの記事)
    > ■No289に返信(pecoさんの記事)
    >
    KINOさん、ありがとうございました。

    なかなか、難解です。
    ニューアクションを調べてみたらロピタルの定理が参考として出ていました。ゆっくりと考えてみたいと思います。

    ありがとうございました。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

過去ログには書き込み不可

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -
Edit By 数学ナビゲーター