グラフの平行移動(1)
 点の移動 by 数学ナビゲーター
最終更新日 2004年3月31日
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関数のグラフは無数の点の集まりからなっている。よって、グラフの平行移動を理解するには点の移動を理解する必要がある。

【点の移動】

x 軸方向の移動

点A(x , )が軸方向に移動した先の点Bの座標を(x' , y )とする。x とx' の関係は

   x'=x+p   ・・・(1) →  x=x'p   ・・・(2)

x 軸方向のみの移動であるのでの値は変わらない)

となる。点Aの座標をx' で表すと、(x'-p , y )となる。
右図に= 2の場合について具体例を示す。

軸方向のグラフの平行移動

軸方向の移動

点A(x , y )がy 軸方向にq 移動した先の点Cの座標を(y' )とする。x とx' の関係は

   y'=y+q   ・・・(3) →  y=y'q   ・・・(4)

 軸方向のみの移動であるのでの値は変わらない)

となる。点Aの座標をy' で表すと(, y'-q )となる。
右の図にq = 2の場合について具体例を示す。

y軸方向のグラフの平行移動

■任意の方向の移動(x軸方向にy 軸方向にq の移動)

点A(y )がx 軸方向に,y 軸方向にq 移動した先の点Dの座標を(x' , y' )とする。同様にして、点Dの座標をx' y' で表すと(x'-q , y'-q )となる。
右図に= 2、q = 2の場合について具体例を示す。

任意の方向のグラフの移動

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数学I

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