□投稿者/ KINO 付き人(66回)-(2006/09/02(Sat) 20:48:08)
| 2006/09/02(Sat) 20:49:13 編集(投稿者)
■No17039に返信(ニョッキさんの記事) > 放物線y=1-x^2上の第一象限にある点Pにおける接線と > x軸、y軸との交点をそれぞれ、A,Bとする.原点をOとして、 > △OABの面積の最小値を求めよ.
Pの座標を (t,1-t^2) とおきます。P は第一象限にあるということですから,t>0 の範囲で考えることになります。
P における接線の方程式は,(1-x^2)'=-2x より傾きが -2t になることから, y=-2t(x-t)+1-t^2 で与えられます。 x 軸との交点 A の x 座標は,y=0 とおくことによって,x=(t^2+1)/(2t), y 軸との交点 B の y 座標は,x=0 とおくことによって,y=1+t^2 となります。 よって OA=(t^2+1)/(2t),OB=t^2+1 で,角AOB は直角ですから, △OABの面積=(1/2)OA*OB=(t^2+1)^2/(4t) となります。 ややこしそうな関数が出てきましたが,ひるまず突き進みましょう。 f(t)=(t^2+1)^2/t とおくと,f(t)/4 が△OAB の面積ですので,t>0 における f(t) の最小値を求めます。 商の微分と合成関数の微分などを駆使すると, f'(t)=(t^2+1)(3t^2-1)/(4t^2) となります。f'(t) の符号を決めているのは 3t^2-1 であることに注意すると,t>0 においては t=1/√3 で f(t) が最小になることがわかります。 よって△ABCの面積の最小値は f(1/√3)/4. あとはちゃんとこの値を求めましょう。
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