| (三心一致の問題) 一辺2の正三角形はA(-1,0),B(1,0),C(0,√3)とおける.
重心G:3つの点のx座標,y座標を,それぞれ足して3で割る. G=((-1+1+0)/3,(0+0+√3)/3)=(0,√3/3)
垂心H:A,B,CからBC,CA,ABにそれぞれ垂線を引いたときの交点. 実際,交点は2つの垂線があれば見つかるので,2本だけ線を引きます. CからABへの垂線:x=0…@ AからBCへの垂線:直線BCはy=(-√3)x+√3なので,AからBCに引いた垂線の傾きは1/√3で,A(-1,0)を通るので y=(1/√3)*(x+1)…A @Aの交点は(0,√3/3)
外心O':BC,CA,ABの垂直二等分線の交点 これも,2本だけ引く ABの垂直二等分線:y軸のx=0…Bであることは明らか. BCの垂直二等分線:B(1,0),C(0,√3)の中点は(1/2,√3/2). BCの傾きは,-√3と先ほど求めたので,y=(1/√3)(x-1/2)+√3/2…Cが求める垂直二等分線. BCの交点は(0,√3/3)
よって,重心,垂心,外心が一致した.
(対称点の問題) A(a,b)とQ(X,Y)がy=-xに関して対称ということは,『y=-xはA,Qの垂直二等分線』となる.
『y=-xがA,Qの垂直二等分線』ということは次の2つが成立する. ・A,Qの中点がy=-x上 ・直線AQがy=-xと直交する(つまり,AQの傾き=1)
・A,Qの中点がy=-x上 A,Qの中点は((a+X)/2,(b+Y)/2)なので,これがy=-x上にあるとき(b+Y)/2=-(a+X)/2 ⇔ X+Y=-a-b…@
・AQの傾きが1 AQの傾きは(Y-b)/(X-a)なので,(Y-b)/(X-a)=1 ⇔ Y-b=X-a ⇔ X-Y=a-b…A
@Aより,X=-b,Y=-aなので,Q(-b,-a)
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