| 2006/02/18(Sat) 11:09:52 編集(投稿者)
f(x)=2log(x-a)-a/x (A) とおいてf(x)の増減を調べ、y=f(x)のグラフとx軸との交点の数がaの値によってどう変化するか考えてみましょう。
(A)について 真数条件より、定義域は a<x (B) であり f'(x)=2/(x-a)+a/x^2 ={2x^2+a(x-a)}/{(x-a)x^2} =(2x-a)(x+a)/{(x-a)x^2} (C) また lim[x→a+0]f(x)=-∞ (D) lim[x→∞]f(x)=∞ (E) よって (i)a≧0のとき (B)において f'(x)>0 ですからf(x)は単調増加関数。 よって(D)(E)よりy=f(x)のグラフとx軸との交点の数は一個になります。 (ii)a<0のとき f(x)は x=a/2のとき極大値2log(-a/2)-2 x=-aのとき極小値2log(-2a)+1 を取ります。 更に lim[x→±0]f(x)=±∞ (複号同順) (F) であることと定義域(A)がx=0をまたがっていることに注意するとy=f(x)のグラフの形状は、x>0の部分がU字型、x<0の部分が逆U字型になります。 よって (I)2log(-a/2)-2<0かつ2log(-2a)+1>0のとき y=f(x)のグラフとx軸との交点の数は0個
(II)2log(-a/2)-2=0かつ2log(-2a)+1>0,又は2log(-a/2)-2<0かつ2log(-2a)+1=0のとき (つまりy=f(x)のグラフのx>0,x<0の部分のどちらか一方のみがx軸と交点を持ち、それがx軸との接点である場合) y=f(x)のグラフとx軸との交点の数は1個
(III)2log(-a/2)-2>0かつ2log(-2a)+1>0,又は2log(-a/2)-2<0かつ2log(-2a)+1<0 又は2log(-a/2)-2=2log(-2a)+1=0のとき (つまり y=f(x)のグラフのx>0,x<0の部分の両方がx軸と接する y=f(x)のグラフのx>0,x<0の部分の一方のみがx軸と交点を持ち、それが二箇所である 場合) y=f(x)のグラフとx軸との交点の数は2個
(IV)2log(-a/2)-2>0かつ2log(-2a)+1=0,又は2log(-a/2)-2=0かつ2log(-2a)+1<0のとき y=f(x)のグラフとx軸との交点の数は3個 (V)2log(-a/2)-2>0かつ2log(-2a)+1<0のとき y=f(x)のグラフとx軸との交点の数は4個
後は(I)〜(IV)それぞれについてついているaの条件から、それぞれの交点の個数に対するaの値の範囲を求めていきます。 かなり煩雑になりましたが、頑張ってみてください。
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