| 大変な問題ですね. (1)の証明は,解と係数の関係をうまく使って解いていきましょう
P,Qのx座標をそれぞれp,qとおくと,p,qはy=1/x,y=x+kの交点なので 1/x =x+k ⇒ x^2+kx-1=0の2解になります. とすると,解と係数の関係によりp+q=-k,pq=-1 …(*)です.
さて,P(p,1/p),Q(q,1/q),R(r,1/r)とおけるので,(ただし,r>0) PRの傾き: {1/p -1/r}/(p-r)=-1/prであり, 同様に,QRの傾き=-1/qr となります.
今,∠PRQ=90°より,(PRの傾き)*(QRの傾き)=-1 ⇒ 1/pqr^2 =-1 ⇒-pqr^2=1 (*)より,pq=-1で,r^2=1となるので,r=1 (r>0だから). R(1,1)で,kに依らず定点となる.
(2)△PQRの重心のx座標=(P,Q,Rのx座標の和)/3,y座標=(P,Q,Rのy座標の和)/3として求められるので 重心=((p+q+1)/3,{1/p +1/q +1}/3) =((p+q+1)/3,(p+q+pq)/3pq ) =( (1-k)/3,(k+1)/3) とkを用いて表されます.
ここから先は,軌跡の問題です. この重心を(X,Y)とおくと,X=(1-k)/3,Y=(1+k)/3となり,ここからkを消去すると,X+Y=2/3. ここで,kは全実数を動くため,Xも全実数(Yも同様)を動く. よって,求める軌跡は,直線x+y=2/3全体.
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