| 1 y=f(x)上の点(0,f(0))における接線の方程式は y=f'(0)x+f(0) よって x>0のときf(x)-{f'(0)x+f(0)}>0 (A) x>0のときf(x)-{f'(0)x+f(0)}<0 (B) を証明すればよいことになります。
証明) g(x)=f(x)-{f'(0)x+f(0)} と置くと g'(x)=f'(x)-f'(0) (C) g''(x)=f''(x) (D) ここで x>0のときf''(x)>0,x<0のときf''(x)<0 ですから(D)より x>0のときg''(x)>0,x<0のときg''(x)<0 よってg'(x)の増減を考えると、結局 g'(x)≧g'(0)=0 よってg(x)は単調増加関数であることが分かりますので x>0のときg(x)>g(0),x<0のときg(x)<g(0) (E) ここで(C)より g(0)=0 (F) (E)(F)より(A)(B)が導かれます。
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