| 同値というのは、命題A,Bがあって、 A→B、かつB→Aということですね。
パラメータを使う場合の最も簡単な例で示してみましょう。 y=x・・・A x=tかつy=t・・・B があったとしましょう。 B→Aは言えますね。A→Bが言えるでしょうか? 言えませんね。x=-tかつy=-tでも良いですね。 ですから同値ではありません。 だったら、x=yとなるパラメータだったら何でも良いかというと、 x=t^2かつy=t^2は良いでしょうか? これもだめです。x=t^2≧0となって、元の式のxの定義域(-∞,∞) が崩れています。
パラメータに選ぶのは元の式の定義域や値域が一致して、かつ、 その式を満足することが必要です。余分な値を取らないようにすることも 必要ですね。
x^2+y^2=1であれば、x=tかつy=±√(1-t^2)でもいいわけですが(これは y=±√(1-x^2)に単純にx=tと入れただけ)√内≧0より-1≦t≦1の制限もつきます。
ただ、余り格好が良くないですから、x=±cosθ、±sinθをパラメータとして使います。 この場合、yはそれぞれのxに対して二つのパラメータをとることが出来る。 つまり8通りの組み合わせが出来ます。これはθの基点をx,y軸の正負4通りに対して 回転方法が正反時計回りの2通り取れるから8通りになるということです。 (意味はじっくり考えてください) ですから、x=-sinθ、y=cosθというのもOKです。 しかし、何もややこしくしなくても、x正軸から反時計回りにθをカウントする x=cosθ、y=sinθと置くのが普通は自然ですね。
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