| lim[a→∞]a_nのときは-1<r≦1・・・(1) (∞)(n→1)の場合は-1<r<1・・・(2) について、 (1)は公比rの等比数列が収束する範囲のことです。 例えば、-1<r<1の時は、lim[n→∞]r^n=0ですね。 r=1/2なら、1/2,1/4,1/8,1/16・・・と0に収束します。 r=1の時、1,1,1,1,1,1,・・・なので、1に収束します。 r=-1の時、-1,1,-1,1・・・振動するので発散 r<-1,r>1の時、発散します。 よって、lim[n→∞]r^nが収束する範囲は-1<r≦1になります。
(2)の場合は、無限等比級数が収束する範囲です。 無限等比級数の値は、lim[n→∞]Snで与えられるので、まずSnをもとめます。 a_n=a*r^(n-1)という数列(初項:a,公比:r)の第n項までの和は Sn=a(1-r^n)/(1-r)になります。 次に、lim[n→∞]Snについて考えます。 Snが収束するためには、r^nの部分が収束しなければいけないので、 (1)の時から、-1<r<1の時に収束し S=lim[n→∞]Sn=a/(1-r) (←これが無限等比級数の値の公式) しかし、r=1の時は、無限等比級数は a+a+a+a+a+・・・・となるので、∞(-∞)になり発散します。 よって、無限等比級数が収束するための範囲は -1<r<1となります。(1は駄目)
(3)「(tanx)^2≦1の部分について」 (tanx)^2=1がOKだとすると、tanx=1もしくはtanx=-1です tanx=1なら、級数は 1+1+1+1+1+1+・・・ は∞になります。(tanx=-1も同様に発散)
問題では、「無限等比級数」が収束する範囲としているので (2)を使うのが正しいと思います。 もし、((tanx)^2)^nという「数列」が収束する範囲なら (tanx)^2≦1になります。
長くなりそうなので、他の質問の解答は次に書きます。
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