| (2) まず,問題を解くのには必要ないですが… 『曲線y=f(x),y=g(x)がともに点P(1,3)を通り、かつ、点Pで共通の接線をもつ』と問題にあれば 『y=f(x)とy=g(x)はP(1,3)で接している』と見抜いてくださいね. (もともと,2曲線が接するということの定義は「共有点で共通の接線をもつ」です)
では,考えてみましょう. y=f(x)もy=g(x)もP(1,3)を通るので 3=f(1) ⇒ 3=1+a …@ 3=g(1) ⇒ 3=1+b+c …A です.
また,P(1,3)が接点のときのy=f(x),y=g(x)の接線が共通なので,接線の方程式を考えてみましょう. 『y=f(x)の接線』⇒x=1での接線だから傾きはf'(1) ⇒y=f'(1)*(x-1)+3 『y=g(x)の接線』⇒x=1での接線だから傾きはg'(1) ⇒y=g'(1)*(x-1)+3 (両方とも(1,3)を通る接線だからこのように書ける.) で,この2本の接線が一致するんだから,この2本が全く同じ式に書ければいいのですが, *(x-1)+3の部分はもともと同じ形なので, f'(1)=g'(1) ⇒ 3+a=2+b …B となればよい.
@ABの連立方程式を解けば,(2)の答えです.
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