| x^2+mx+2=0 (A) x^2+nx-2=0 (B) とします。 (1) 共通な解をαとおくと、αは2つの方程式を両方とも満たすので α^2+mα+2=0 (C) α^2+nα-2=0 (D) (C)-(D)より (m-n)α+4=0 ∴α=4/(n-m)
(2) (1)の結果を(C)(D)いずれかに代入してm,nを求めます。 例えば(C)に代入すると 16/(n-m)^2+4m/(n-m)+2=0 両辺に(1/2)(n-m)^2をかけると 8+2m(n-m)+(n-m)^2=0 ∴8-m^2+n^2=0 ∴m^2-n^2=8 ∴(m-n)(m+n)=8 よってm,n整数であることから (m-n,m+n)=(1,8),(2,4),(4,2),(8,1),(-1,-8),(-2,-4),(-4,-2),(-8,-1) (E) が候補として挙げられます。 これら(m-n,m+n)の組それぞれについてm,nの連立方程式と見て解き、整数となるようなm,nの組を求めていくわけですが、一々計算するのも面倒ですので代入して確かめられる形にします。 今 (m-n,m+n)=(k,l) であるとすると m-n=k (F) m+n=l (G) (F)(G)をm,nの連立方程式と見て解き (m,n)=((k+l)/2,(-k+l)/2) (H) (E)を(k,l)の値として(H)に代入して整数となるようなm,nの組を求めましょう。 (m=(k+l)/2 によりk+lは偶数である必要がありますので、 k,lは両方とも偶数、或いは両方とも奇数のいずれかになる 必要があります。このことから候補が絞り込めます。)
(3) (1)(2)の結果を利用します。
|