| まずf(α)>f(β)である場合を考える。 f(x)を平行移動しても(β-α)/(γ-α)の値は変わらないので α=0,f(α)=0となるように平行移動し、その結果を g(x)=(x^2)(x-p)(x-q) (0=α<γ<p<β<q) とおく。 このときα=0なのでβ/γを求めればよい。 g'(x)=4x^3-3(p+q)x^2+2pqxだが今後p+qとpqは頻出なのでu=p+q,v=pqとおく。 g'(x)=4x^3-3ux^2+2vx g'(x)=0の3解はx=0,{3u±√(9u^2-32v)}/8なので β={3u+√(9u^2-32v)}/8, γ={3u-√(9u^2-32v)}/8となる。 3接線が等間隔という条件からg(β)+g(γ)=0 g(x)=x^4-ux^3+vx^2なので g(β)+g(γ)=β^4+γ^4-u(β^3+γ^3)+v(β^2+γ^2)=0 … (1) β,γはg'(x)=0の解なので 4β^3=3uβ^2-2vβ, 4γ^3=3uγ^2-2vγ これを使って(1)の次数下げを行い、さらに β+γ=3u/4, βγ=v/2 とそれから得られる β^2+γ^2=(3u/4)^2-vを代入して整理すると 27u^4-144u^2v+128v^2=0 これより16v=3(3±√3)u^2 (p+q)^2≧4pqから16v≦4u^2なので 適解は16v=3(3-√3)u^2 よって β={3u+√(9u^2-32v)}/8 ={3u+√(9u^2-6(3-√3)u^2)}/8 ={3+√(6√3-9)}u/8 γ={3u-√(9u^2-32v)}/8 ={3-√(6√3-9)}u/8 従ってβ/γ={3+√(6√3-9)}/{3-√(6√3-9)} ={1+√3+√(2√3)}/2 f(α)<f(β)の場合は左右反転すればよいので 1+1/{(β/γ)-1} ={1+√(3+2√3)}/2
以上により、(β-α)/(γ-α)の値は f(α)<f(β)<f(γ)のとき {1+√(3+2√3)}/2 f(β)<f(α)<f(γ)のとき {1+√3+√(2√3)}/2
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