| 2019/07/01(Mon) 03:33:46 編集(投稿者)
問題文は「nが自然数のときの大きさを比較せよ」であって、 「n=5のときの大きさを比較せよ」ではありません。 n=5を代入して相加・相乗平均を使っても、 n=5のときの大きさの比較しかできませんし、 それにn=5のときに「普通の」相加・相乗平均の式 (a+b)/2≧√(ab)を使ってもおそらく解けません。 第一、n=5の場合だけ比較すればよいのであれば、 問題が最初から a=[5]√(1+1/5) - 1, b=1 - [5]√(1-1/5), c=1/25 の大きさを比較せよ となっているはずです。
5という数が5乗根の5とも合っていますので、 「n=5のときの相加・相乗平均」というのはおそらく 一般の相加相乗平均の式 (Σ[k=1〜n]a[k])/n≧(Π[k=1〜n]a[k])^(1/n) で「n=5の場合」、すなわち5変数の相加相乗平均のことを 言っているものと思います。 実際、そのように解釈すれば 私が49499に書いたように 5変数の相加相乗平均の式を使って 一般のnに対して大きさの比較が正しくかつ簡潔にできます。
# このレベルの問題不備は入試問題ではあり得ませんので、 # 先生あたりが作った問題ではないかと思いますが、 # この問題を出される前に「n変数の相加相乗平均の式」を # 習ったのではありませんか? # もしそうなら、合点がいきます。
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