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■493 / inTopicNo.1)  必要十分条件
  
□投稿者/ sakura 一般人(13回)-(2005/05/08(Sun) 22:20:11)
    aとbを実数の定数とする。x,y,z を未知数とする連立一次方程式x+2y+5z=3, ay+2z=2, 8y+bz=5を考える。

    この連立一次方程式が無数に多くの解をもつためにaとbが満たすべき必要充分条件を与え、その条件下での解をもれなく求めよ。

    できれば、なるべく詳しくおしえていただけませんか>>>お願いします。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■502 / inTopicNo.2)  Re[1]: 必要十分条件
□投稿者/ X 一般人(43回)-(2005/05/09(Mon) 09:16:31)
    説明に穴があったらご指摘をお願いします。

    x+2y+5z=3, ay+2z=2, 8y+bz=5
    を順に@ABとします。
    まず@はx,y,zをいずれも含み、ABはいずれもxのみを含んでいないことからまずABの二式だけで
    (i)解(y,z)が一組だけ存在
    (ii)解(y,z)が無数に存在
    (iii)解(y,z)が存在しない
    の判定をすることができます。
    そこでまずABに対し、(i)となるような必要十分条件を求めます。
    Aよりz=1-ay/2
    Bに代入して(8-ab/2)y=5-b
    従ってABの解(y,z)が無数にあるための必要十分条件は
    8-ab/2=5-b=0
    つまり(a,b)=(16/5,5) C
    次にこのとき@からxが無数に存在するかどうかを確かめます。
    CのときABはいずれも
    8y+5z=5 D
    ∴z=1-8y/5 E
    これを@へ代入して
    x+2y+5(1-8y/5)=3
    ∴x=6y-2 F
    EFよりこのときの@ABの解は無数に存在することがわかります。
    したがって求める条件は(a,b)=(16/5,5)
    解は(x,y,z)=(6t-2,t,1-8t/5)(t:任意の実数)
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■504 / inTopicNo.3)  Re[1]: 必要十分条件
□投稿者/ X 一般人(44回)-(2005/05/09(Mon) 11:11:06)
    2005/05/09(Mon) 14:26:17 編集(投稿者)

    別解)
    (線形代数の知識を使う場合)
    @ABの解が唯一解でない
    つまり
    「@ABの解が存在しない
    又は
    @ABの解が無数に存在する」
    ための必要十分条件は係数行列式が0であるので
    Det[M{(1,2,5),(0,a,2),(0,8,b)}]=0
    これより
    ab-16=0
    ∴ab=16
    ∴b=16/a D
    Dを用いて、@ABの解が存在しない場合を除外していきます。
    DをBへ代入すると
    8y+(16/a)z=5
    ∴8ay+16z=5a
    ∴ay+2z=5a/8 E
    AEを比較すると、@ABが無数に存在するための必要条件は
    5a/8=2
    ∴a=16/5
    Dへ代入してb=5
    このときAより
    z=1-8y/5
    @へ代入して
    x=6y-2
    となり十分条件であることは明らかなので
    求める条件は(a,b)=(16/5,5)
    解は(x,y,z)=(6t-2,t,1-8t/5)(t:任意の実数)
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