| z=r(cosθ+isinθ), c=a+biとおいて z+1/z=cに代入して整理すると (r+1/r)cosθ+(r-1/r)isinθ=a+bi ∴(r+1/r)cosθ=aかつ(r-1/r)sinθ=b (sinθ)^2+(cosθ)^2=1を使ってsinθ,cosθを消去すると {a/(r+1/r)}^2+{b/(r-1/r)}^2=1 整理して r^8-(a^2+b^2)r^6+(2a^2-2b^2-2)r^4-(a^2+b^2)r^2+1=0 … (1) 問題の条件を満たすためには、 (1)の実数解が(あれば)r=±1のみでなければならない。 (1)の左辺は (r^2-1)^2・(r^4-(a^2+b^2-2)r^2+1)-4b^2r^4 と変形でき、b≠0ならばr=0のとき正、r=1のとき負となるので 0<r<1である実数解を持つ。 従って実数解がr=±1のみであるためにはb=0でなければならない。 (1)でb=0として整理すると (r^2-1)^2・(r^4-(a^2-2)r^2+1)=0 (r^2-1)^2=0の解はr=±1なので r^4-(a^2-2)r^2+1=0が実数解を持たないか、 あるいは実数解を持つ場合はr=±1となればよい。 実数解を持たない条件は x^2-(a^2-2)x+1=0が実数解を持たない → 判別式D=(a^2-2)^2-4<0 → -2<a<2かつa≠0 または x^2-(a^2-2)x+1=0が負の実数解のみを持つ → 軸(a^2-2)/2<0かつ判別式≧0(かつy切片>0) → a=0 実数解を持つ場合は r=±1を代入するとa=±2となり、 逆にa=±2ならばr=±1なので a=±2 これらをまとめると -2≦a≦2 となり、 b=0なので、条件を満たす複素数cは -2≦c≦2を満たす実数。
# もっと簡潔な導き方がありそうな気がします。
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