| 「両辺に同じ数値を足す,引く,掛ける,割る」は 複素数範囲まで何の問題もなく成り立つのに対し、 「両辺の同乗根を取る」は複素数範囲では多価になるため 一般には単純に「両辺の同乗根を取る」というわけにはいきません。 ただし、実数範囲で奇数乗根の場合は一価ですので (1)は実数範囲であれば問題ありません。 また、二乗の場合は複素数範囲でも±だけの問題ですから、 左辺か右辺のどちらかに±を付ければ正しいです。 (2)はaが定数か変数かにかかわらず、どちらかに±を付けて y^2=a^2 → y=±a あるいは ±y=a のようにする必要があります。 四乗以上の偶数乗根の場合は、実数範囲ならば どちらかに±を付けるだけでOKです。
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