| 認知症の診断に用いる心理テストで、MMSEというテストがあり、スコアが30点満点で、24点以下が疑いとされます。 しかし、それだけでは簡単に認知症と診断できる訳ではありません。 そのほかに、頭部MRIで認知症のときに最初に萎縮する海馬という部分の3Dでの容量測定指数があります(Zスコア)。0〜1;萎縮はほとんどなし、1〜2;軽度萎縮、2〜3;かなり萎縮、3以上;強度萎縮。 これまでの、世界中の研究結果においては、MMSEの感度は25-100%、特異度が54-100%とばらつきがりました。 また、MRIの海馬萎縮測定においては、感度 72.8%、特異度 81%とされております。 認知症の早期診断は今後高齢化社会の日本において重要な課題です。
この二つの指数を組み合わせて、認知症診断に役立つ新しいindexを作るにはどうしたらいいでしょうか。 単に、二つの指数の比を用いればいいのでしょうか。
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