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■46955 / inTopicNo.1)  素数が無限にあることの証明
  
□投稿者/ 素数 一般人(14回)-(2015/03/13(Fri) 21:39:16)
    http://mathtrain.jp/primeのユークリッドによる証明ですが、
    「pはどのp[i]でも割り切れないので素数となる。」
    というのは正しいのでしょうか?
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■46959 / inTopicNo.2)  Re[1]: 素数が無限にあることの証明
□投稿者/ らすかる 大御所(278回)-(2015/03/13(Fri) 22:09:48)
    考え方によっては正しいとも言えますし、正しくないとも言えます。
    矛盾している結論ですから難しいです。

    一般的には
    「pはどのp[i]でも割り切れないので、p[n]より大きい素数または
    p[1]〜p[n]以外の素数を素因数に持つ合成数となる。」
    が正しいことになっていると思いますが、これですら
    見方によっては正しくありません。

    元々素数全体をp[1]〜p[n]と仮定しいてるのですから、
    それ以外の数は素数ではありません。
    従って「p[n]より大きい素数」の部分は正しくありません。

    また、素数全体がp[1]〜p[n]であるという仮定のもとでは、
    p[n]より大きい全ての数はp[1]〜p[n]の積で構成される
    合成数のはずですから、
    「p[1]〜p[n]以外の素数を素因数に持つ合成数となる。」
    も正しくありません。

    「矛盾」という結論ですから正しくないことが書いてあるのは
    仕方ないですが、例えば

    素数全体をp[1],p[2],…,p[n]とおく。
    するとp[n]より大きい合成数は必ずp[1]〜p[n]のいずれかで割り切れる。
    しかしpはp[n]より大きいがp[1]〜p[n]のどれでも割り切れないので、
    合成数ではない。従って素数となる。
    (しかしpは素数の集合に入っていないので矛盾)

    という考え方では元の証明も「正しい」ことになります。


    より問題がないように書くとしたら、

    素数がp[1]〜p[n]の有限個であると仮定する。
    するとp[n]より大きい数はp[1]〜p[n]の積で構成される合成数なので、
    p[1]〜p[n]のいずれかで割り切れる。
    しかしp=p[1]p[2]…p[n]+1はp[n]より大きいのにp[1]〜p[n]の
    どれでも割り切れないので矛盾。
    従って素数が有限個であるという仮定が誤り。

    とすればよいと思います。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■46960 / inTopicNo.3)  Re[2]: 素数が無限にあることの証明
□投稿者/ 素数 一般人(15回)-(2015/03/13(Fri) 22:41:13)
    ありがとうございます。
    ものすごく納得できました。
解決済み!
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