| ちょっと長いですが、最大値が1であることが何とか示せました。
2^(-x)+2^(-1/x) はx=1のとき1となるが これが最大値であることを示す。 x=1/tとおくと2^(-1/t)+2^(-t)となるので 0<x≦1における最大値が1であることを示せば十分。 よって以下では0<x<1とする。 2^(-x)+2^(-1/x)<1 を示すには {1-2^(-x)}/2^(-1/x)>1 を示せばよい。
f(x)={1-2^(-x)}/2^(-1/x)={1-2^(-x)}・2^(1/x) とおくと f'(x)=log2・2^(1/x)・{(x^2+1)/2^x-1}/x^2 ここで(x^2+1)/2^x-1<0であることを示す。 y=2^xの(0,1)における接線はy=(log2)x+1 (1,2)における接線はy=(2log2)(x-1)+2で 2接線の交点は(2-1/log2,2log2)なので g(x)= (log2)x+1 (0<x<2-1/log2) (2log2(x-1)+2 (2-1/log2≦x<1) とおけば、y=2^xは下に凸なので2^x>g(x) また(2-1/log2)^2+1<2log2なので(※1) x=2-1/log2においてg(x)>x^2+1であり、 y=x^2+1は下に凸なのでg(x)>x^2+1 従って2^x>x^2+1なので(x^2+1)/2^x-1<0となりf'(x)<0 よってf(x)は0<x<1でf'(x)<0、f(1)=1なので 0<x<1でf(x)>1ゆえに2^(-x)+2^(-1/x)<1。 以上により2^(-x)+2^(-1/x)の最大値はx=1のとき1。
※1の証明 (2-1/log2)^2+1<2log2を整理すると (2log2-1)(1-log2)^2>0 となり 2log2=log4>loge=1からこの不等式は成り立つので (2-1/log2)^2+1<2log2は成り立つ。
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