| 2010/08/15(Sun) 08:17:03 編集(投稿者) 2010/08/15(Sun) 08:15:40 編集(投稿者) 2010/08/15(Sun) 08:12:34 編集(投稿者)
(1) 固有値をとすると、次の行列式を解いて求めますが、余因子展開を使います。
これより、
と求まります。 (この順にを、とします)
(2) まず、(1)の固有値に対する固有ベクトルを求める(以下、固有ベクトルの成分をと表します)と、 の場合、
となるので、これから、
と求まります。 (正確に求まるということではなく、固有ベクトルの成分の比が求まるわけですが、それで問題ありません)
同様に、の場合、
より、だけは確定して、
と求まります。
同様に、の場合、
となるので、これから、
と求まります。
以上で3つの固有ベクトルが求まりましたが、これらはと、次の関係があります。
この関係を並べて書くと、
となります。 ここで、は対角行列を意味し、は、固有ベクトルを3つ並べた行列を意味します。 この行列をと表し、対角行列をと表すと、
となります。 このの逆行列をとすると、となります。 よって、
となります。 対角行列の乗は、対角成分を乗にすればいいだけですから、簡単に求まります。 つまり、の逆行列さえ求めれば、あとの計算はできるはずです。 (念のため、きちんと検算してください。間違いがあるかもしれないので)
(3) 行列は、ほとんどの成分がゼロですから、素直に余因子展開していけば、比較的簡単に答が得られると思います。
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