| まず、必要条件・十分条件ということを整理します。 集合とがあるとき、の要素を・の要素をと表すことにします。 なら()が成り立つのが(反例がなく)真のとき、 はの必要条件 はの十分条件 といいます。 この状況は集合で考えると、の中にが完全に含まれることを意味します。
この問題の場合、次のように考えます。 まず、は書き直すと、ということに注意します。()
(1) がの十分条件ということになるためには、 となり、の中にが完全に含まれる状況になればいいわけです。 これを数直線上で考えると、()の中に()が完全に含まれればいいわけですから、ではなくの方で判断して、 、すなわちになるわけです。
(2) がの必要条件ということになるためには、 となり、の中にが完全に含まれる状況になればいいわけです。 こんどは()の中に()が完全に含まれればいいわけですから、ではなくの方で判断して、 、すなわちになるわけです。
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