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■41746 / inTopicNo.1)  GS(χ)=zΠ_{i=1}^r GS(φ_{p_i^{e_i}}) となる?
  
□投稿者/ cosmo 一般人(13回)-(2010/05/23(Sun) 02:49:06)
    よろしくお願い致します。

    [命題] m∈Nとし,χ∈DC(m):={χ;χはmを法とするとDirichlet指標}でmの素因数分解をm=Π_{i=1}^r p_i^{e_i} (但し,e_i∈N)とすると
    χ=Π_{i=1}^r φ_{p_i^{e_i}} (但し,∀a∈Zに対して,φ_{p_i^{e_i}}(a)=χ(b)で,bは b_i≡a(mod p_i^{e_i}),b≡1(mod p_j^{e_j}) (i≠j)を満たす)
    GS(χ)=zΠ_{i=1}^r GS(φ_{p_i^{e_i}}) (但し,z∈Cは|z|=1。GS(χ)はDirichlet指標χに関するGauss和を表す)。

    [証]
    今,GCD{p_1^{e_1},Π_{i=2}^r p_i^{e_i}}=1なので∃t_1,u_1∈Z; 1=t_1p_1^{e_1}+u_1Π_{i=2}^r p_i^{e_i}
    よって GS(χ)=φ_{p_1^{e_1}}(u_1)~φ_{Π_{i=2}^r p_i^{e_i}}(t_1)~ GS(φ_{p_1^{e_1}})GS(φ_{Π_{i=2}^r p_i^{e_i}})
    (但し,~は共役複素数を表す)。
    続いて,GS(φ_{Π_{i=2}^r p_i^{e_i}})
    =φ_{p_2^{e_2}}(u_2)~φ_{Π_{i=3}^r p_i^{e_i}}(t_2)~ GS(φ_{p_2^{e_2}})GS(φ_{Π_{i=3}^r p_i^{e_i}})。
    続いて,GS(φ_{Π_{i=3}^r p_i^{e_i}})
    =φ_{p_3^{e_3}}(u_3)~φ_{Π_{i=4}^r p_i^{e_i}}(t_3)~ GS(φ_{p_3^{e_3}})GS(φ_{Π_{i=4}^r p_i^{e_i}})。

    続いて,GS(φ_{Π_{i=r-1}^r p_i^{e_i}})
    =φ_{p_{r-1}^{e_{r-1}}}(u_{r-1})~φ_{Π_{i=r}^r p_i^{e_i}}(t_{r-1})~ GS(φ_{p_{r-1}^{e_{r-1}}})GS(φ_{Π_{i=r}^r p_i^{e_i}})。

    以上より,
    GS(χ)=φ_{p_1^{e_1}}(u_1)~φ_{Π_{i=2}^r p_i^{e_i}}(t_1)~
    ・φ_{p_2^{e_2}}(u_2)~φ_{Π_{i=3}^r p_i^{e_i}}(t_2)~
    ・ φ_{p_3^{e_3}}(u_3)~φ_{Π_{i=4}^r p_i^{e_i}}(t_3)~

    ・φ_{p_{r-1}^{e_{r-1}}}(u_{r-1})~φ_{Π_{i=r}^r p_i^{e_i}}(t_{r-1})~
    ・GS(φ_{p_{r-1}^{e_{r-1}}})GS(φ_{Π_{i=r}^r p_i^{e_i}})

    と因数分解できる所まで行けましたが
    φ_{p_1^{e_1}}(u_1)~φ_{Π_{i=2}^r p_i^{e_i}}(t_1)~
    ・φ_{p_2^{e_2}}(u_2)~φ_{Π_{i=3}^r p_i^{e_i}}(t_2)~
    ・ φ_{p_3^{e_3}}(u_3)~φ_{Π_{i=4}^r p_i^{e_i}}(t_3)~

    ・φ_{p_{r-1}^{e_{r-1}}}(u_{r-1})~φ_{Π_{i=r}^r p_i^{e_i}}(t_{r-1})~
    の部分が絶対値が1の複素数になるのかどうしてもわかりません。

    どのようにすればいいのでしょうか?
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