| a-bがmで割り切れるとき、a≡b (mod m)と書きます。 この式は等式と似た性質があります。 ちなみにフェルマーの小定理は pを素数、aをpで割り切れない整数とするときa^(p-1)≡1 (mod p)と書けます。
267≡8 (mod 37)だから 267^311≡8^311 (mod 37) フェルマーの小定理から、8^36≡1 (mod 37)だから 8^311≡8^(36*8+23)≡8^23 ≡(2^3)^23≡2^69≡2^(36+33)≡2^33 (mod 37)
8*2^33≡2^3*2^33≡2^36≡1 (mod 37)だから 8x≡1 (mod 37)の解xがx≡2^33となる。 8x≡1≡1+111≡112≡8*14 (mod 37)だからx≡14 (mod 37) よって2^33≡14 (mod 37)となるから 結局267^311≡14 (mod 37)となることがわかる。
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