| 整式f(x), g(x)について、(x−1)^2・f(x)=(x−2)^2・g(x)+x^3−2x^2−x+3が成り立つとき、
(x−2)^2・g(x)+x^3−2x^2−x+3 ={(x−1)^2−2x+3}・g(x)+{(x−1)^2・x−2x+3} =(x−1)^2・{g(x)+x}+(3−2x)・{g(x)+1}と表せるので、
(x−1)^2・f(x)=(x−1)^2・{g(x)+x}+(3−2x)・{g(x)+1}より、 (3−2x)・{g(x)+1}は0になるか(x−1)^2を因数にもつかのどちらかになるが、
3−2x(常に0ではない)は(x−1)^2やx−1を因数にもたないので、
g(x)+1は0になるか(x−1)^2を因数にもつかのどちらかである。
g(x)+1=0の場合、 g(x)=−1となるが、最高次の係数が1でないので、題意を満たさない。
g(x)+1=c(x−1)^2(ただし、cは0でない)の場合、 g(x)=c(x−1)^2−1(次数は2以上)となるが、題意を満たすときc=1となり、 g(x)=1・(x−1)^2−1=x^2−2xである。
よって、題意を満たすg(x)はg(x)=x^2−2xである。
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