| いつもお世話になっております。
[定義] χ∈DC(m):={χ;χは法mのDirichlet指標}の導手がm(cond(χ)=mと記す)の時,χは原始的Dirichlet指標という。 [命題] 2≦m∈Nとし,m=Π_{i=1→k} (p_i)^(e_i)なるe_1,e_2,…,e_k∈N, p_1,p_2,…,p_kは相異なる素数 が存在する。 その時,∀χ∈DC(m)に対して,∃! φ_( (p_i)^(e_i) )∈DC( (p_i)^(e_i) ); χ(a)=Π_{i=1→k} φ( (p_i)^(e_i) )(a) (但し,φ_( (p_i)^(e_i) )(a)=χ(b_i), b_iは b_i≡a (mod (p_i)^(e_i) ) b_i≡1 (mod (p_j)^(e_j) ),i≠jを満たす)。
[問] 上記の時,χが法mの原始的Dirichlet指標 ⇔ 各φ_{p_i^{e_i}}は法p_i^{e_i}の原始的Dirichlet指標。
の十分性示したいのですが
(証) cond(χ)<m(=Π_{i=1→k} (p_i)^(e_i)) (但し,e_i∈N,p_iは相異なる素数) となると仮定する。…♭
cond(χ)=nとおく、明らかにnはmの真の約数である。 nをn=Π_{i=1→k} (p_i)^(f_i)と素因数分解する。 χ’∈DC(n) nはmより小さいから、あるiに対してf_i<e_iとなる。 このときφ’_( (p_i)^(f_i) )を以下のように定めれる(∵上記命題)。 φ’_( (p_i)^(f_i) )=χ’(b_i) ただしb_iは b_i≡a (mod (p_i)^(f_i) ) b_i≡1 (mod (p_j)^(f_j) ),i≠jを満たす φ’_( (p_i)^(f_i) )(a)=χ'(b_i)=χ(b_i)=φ_( (p_i)^(e_i) )(a) だから、cond( φ’_( (p_i)^(e_i) ) )≦(p_i)^(f_i)<(p_i)^(e_i) となって不合理
以上より♭の仮定は誤りで、cond(χ)=mが成立することがわかる。(終)
という解説なのですが 「χ'(b_i)=χ(b_i)」の箇所の等号がどうしていえるのかわかりません。 どうしてなのでしょうか?
|