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■373 / inTopicNo.1)  整数問題
  
□投稿者/ あい 一般人(1回)-(2005/05/03(Tue) 22:09:14)
    xy平面上で、x、y座標がともに整数である点を格子点という。格子点を中心として半径rの円が無数に描かれていて、傾きが2分の5の任意の直線はこれらの円のどれかと共有点を持つ。このようなrの最小値を求めよ。           まず、円の方程式をおいて、そのあとその式を判別式を使えばいいことはわかるけど。。 
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■393 / inTopicNo.2)  Re[1]: 整数問題
□投稿者/ 黄桃 一般人(1回)-(2005/05/04(Wed) 23:40:54)
    難問だと思います。掲示板ですべてをきちんと説明するのは無理なので、ポイントだけ書きます。
    傾きが 5/2 の直線は、y=5/2 x +b とかけます。問題を直線の方を主役にして言い換えると、
    「y=5/2 x +b に対して、すべての格子点 (m,n)との距離を計算し、その最小値(0でもよい)を d(b) とする。b が実数全体を動く時に d(b)の最大値をもとめよ」
    となります。以下概略を述べます。
    1. y=5/2 x +b は 5x-2y+2b=0 とかける。
    2. 5×1-2×2=1 を利用すれば、原点を設定しなおして、-1/2≦b≦1/2 としてもよい。
    3. x方向に 2, y方向に 5 移動しても、格子点と y=5/2 x +b の位置関係がかわらないことに注意すると、すべての(m,n)についての距離の最小値は、(0,0), (1,2), (1,3), (2,5) の4点との距離の最小値と等しいことがわかる(ここはちょっと考えないといけませんが、-1/2≦b≦1/2 に注意してグラフをかいてみてください)。
    4. 点と直線の距離の公式にあてはめるか、判別式をつかうかすれば、これらの点との距離がわかる。
    5. bの値に応じて場合分けすれば、d(b)がわかる。
    6. 場合わけに応じて d(b)のグラフを書いてみると最大値が 1/(2√29) であることがわかる(y= (5/2) x + (1/4)が最大値を実現する直線の1つ)。

    (独り言)
    なお、蛇足ですが、3 のような考え方は、長方形のテーブルでビリヤードをするような問題でも使われます。中学か高校で一度はみたことがあるのではないでしょうか。本問では、直線は壁で反射するのではなく、突き抜ける形になるので、テーブルの反対側から沸いてくるイメージになります(独り言おわり;独り言はわからなくても気にしないでください)。
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