| ■No33074に返信(ドラさんの記事) > (1) > 2次関数 f(x)=x^2 (x∈R)はRからRへの全射でないことを示せ. > (2) > 3次関数 f(x)=x^3 はRからRへの全射であることを示せ. > (3) > 次の不等式が成立することを示せ. > 2^n < 3^n/n (n=1,2,...)
全射:f: S→S’ において、fの像f(S)がS’と一致する。 (1) f(x)=x^2 では 実数全体が負でない実数に写像されるので、全射ではない。 (実数全体が実数全体に写されない。R→Rではない) (2) f(x)=x^3 では実数全体が実数全体に、1:1で写像されるので全射である。 (3) 帰納法で証明する。 n=1,2 のとき成り立つ。 n≧3 のとき 2^k<3^k/k が成り立つとする。両辺に2をかけて 2^(k+1)<(2*3^k)/k ところが、3^(k+1)/(k+1)-(2*3^k)/k = {3k*3^k-2(k+1)3^k}/{k(k+1)} ={3^k(k-2)}/{k(k+1)}>0 ∴ 2^(k+1)<3^(k+1)/(k+1) nが自然数のとき成り立つ。
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