| 2008/05/12(Mon) 20:12:51 編集(投稿者)
問題の放物線の方程式は (x-y)^2-2(x+y)+1=0 (A) 原点中心に45°の回転移動により(A)上の点(x,y)が点(X,Y)に移ったとすると X=(1/√2)(x-y) Y=(1/√2)(x+y) ∴(A)は 2X^2-2Y√2+1=0 ∴Y=(1/√2)X^2+1/(2√2) 従って(A)は放物線 y=(1/√2)x^2+1/(2√2) (B) を原点中心に-45°回転させたものということになります。そこでまず (B)の直交する2接線の軌跡l を求め、それを原点中心に-45°回転移動することを考えます。
(B)の直交する2接線の交点を点(s,t)とすると、(B)の接線の方程式は y=a(x-s)+t と置けます。 これを(B)に代入すると 2x^2-2xa√2+2(as-t)√2+1=0 (C) (C)の解の判別式をDとすると D/4=2a^2-2{2(as-t)√2+1}=0 これより a^2-4sa+2t√2-1=0 (D) ここで問題の2接線の傾きをb,cとすると bc=-1 (E) 又b,cは(D)をaの二次方程式と見たときの解ですので解と係数の関係より bc=t√2-1 (F) 更にこのときの(D)の解の判別式をDとすると D/4=s^2-2(2t√2-1)>0 (G) (E)(F)より t=0 このとき(G)は s^2+2>0 これは任意の実数sに対して成立しています。 ∴lの方程式は直線y=0(つまりx軸) これを原点中心で-45°回転させて求める軌跡は 直線y=-x となります。
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