| 七 さんの回答に対する反応がないので、理解が進んでいないのでしょうか? では、詳しく書いてみましょう。
(イ) Pが弧AQB上にあるとき・・・円周角の定理より ∠APB=∠AQB
(ロ) Pが円の外部にあるとき・・・PAまたはPBと弧AQBとの交点をRとします。(※) かりに、PAと弧が交わるときRとBを結ぶと、∠APB+∠PBR=∠ARB ∠ARB=∠AQB だから、∠APB<∠AQB
(ハ) Pが円の内部にあるとき・・・PAの延長と弧AQBとの交点をRとします。 すると ∠APB=∠PBR+∠ARB ところが∠ARB=∠AQB だから、∠APB>∠AQB
以上より、 (1) ∠APB>∠AQB となるのは、(ハ)の場合のみ (2) ∠APB<∠AQB となるのは、(イ)の場合のみ となります。
(注)ただし(※)の部分に落とし穴があって、円全体に対して弧AQBが小さい場合にAPもAQも、弧AQBと交わらない場合があります。
このときは違う説明になって、AQの延長とPBの交点をCとすると ∠AQB=∠ACB+∠QBC=(∠APB+∠PAC)+∠QBC ゆえに ∠APB<∠AQB と、同じ結果になります。
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