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■26140 / inTopicNo.1)  積分
  
□投稿者/ みやび 一般人(1回)-(2007/07/01(Sun) 13:52:29)
    xの整式f(x)が次の式を満たすとき、次の問いに答えよ。
    x+f(x)=1/12∫(上端x, 下端0) {f"(t)}^2(dt), f"(0)=2√3

    (1) f(0)およびf'(0)を求めよ。

    (2)f(x)の次数を求め、またf(x)を求めよ。

    どなたか宜しくお願いします。。。
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■26146 / inTopicNo.2)  Re[1]: 積分
□投稿者/ みやび 一般人(2回)-(2007/07/01(Sun) 15:16:57)
    どなたか分かる方いませんか?
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■26148 / inTopicNo.3)  Re[1]: 積分
□投稿者/ けにい ファミリー(150回)-(2007/07/01(Sun) 16:27:14)
    まず、

    x + f(x) = 1/12 ∫[0→x] f"(t)^2 dt ・・・ (i)
    f"(0) = 2√3 ・・・ (ii)

    と置きます。

    (1) 方程式(i)に x = 0 を代入すると、右辺積分の上端下端が一致して 0 になること
    に注意すれば

    f(0) = 0

    が得られます。一方、式(i)の両辺を x で微分すると、微積分学の基本定理から
    1 + f'(x) = 1/12 f"(x)^2 が得られます。あとは x = 0 を代入して、条件(ii)
    を用いれば

    f'(0) = 1/12 (2√3)^2 - 1 = 0

    が得られます。

    (2) いま、整式 f(x) の次数を n (≧ 2)と置くと、式(i)左辺は n 次となります。
    一方、右辺において、f"(t) は n - 2 次なので f"(t)^2 は 2(n - 2) 次、その積分
    は 2(n - 2) + 1 次となります。したがって、

    n = 2(n - 2) + 1
    ⇒ n = 3

    が得られます。ちなみに、n = 0, 1 のときは、各辺の次数が共に 1 = 0 となり矛盾です。
    そこで、f(x) = ax^3 + bx^2 + cx + d と置き、式(i)に代入してみると

    ax^3 + bx^2 + (c + 1)x + d
    = 1/12 ∫[0→x] (6ax + 2b)^2 dt
    = 1/3 ∫[0→x] (9a^2 x^2 + 6abx + b^2) dt
    = 1/3 (3a^2 x^3 + 3ab x^2 + b^2 x)

    となります。係数比較により

    a = a^2
    b = ab
    c + 1 = b^2/3
    d = 0

    が得られますが、a ≠ 0 を考慮すると a = 1, b は任意, c = b^2/3 - 1, d = 0 が
    得られます。したがって、f(x) = x^3 + bx^2 + (b^2/3 - 1)x であり、f"(x) = 6x + 2b
    に x = 0を代入して条件(ii)を用いれば b = √3 と決定します。以上から

    f(x) = x^3 + √3 x^2

    が分かります。
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