| 2007/05/18(Fri) 13:25:51 編集(投稿者)
点Pにおけるy=f(x)の接線、法線の方程式はそれぞれ y=f'(t)(x-t)+f(t) (A) y={-1/f'(t)}(x-t)+f(t) (B) ∴Q(t-f(t)/f'(t),0),R(t+f'(t)f(t),0) ∴F(t)=QR=|f'(t)f(t)+f(t)/f'(t)| (C) ですが,(i)(ii)とt≧0によりf'(t)>0,f(t)>0 ∴F(t)=QR=f'(t)f(t)+f(t)/f'(t) (C)' (C)'を F(t)/f(t)=f(t)/f'(t) (D) に代入すると f'(t)+1/f'(t)=f(t)/f'(t) (E) (E)を微分方程式と見て解いていきます。 (E)より f'(t)=√{f(t)-1} ∴2√{f(t)-1}=t+C (C:任意定数) (E)' ∴f(t)=(1/4)(t+C)^2+1 (E)" 但し(ii)(E)'より C=2√{f(0)-1}>2√(a-1) (F)
と、ここまで前準備をして (1) (E)"より x>0のとき f'(x)=(1/2)(x+C) f''(x)=1/2>0 ∴x>0においてf'(x)は単調増加。 又 f(x+h)-f(x)=(1/4)(x+h+C)^2-(1/4)(x+C)^2 =(1/2)h(x+C)+(1/4)h^2 =(1/4)h{2(x+C)+h} >(1/4)h(2C+h) よって(F)より f(x+h)-f(x)>(1/4)h(4√(a-1)+h)=h√(a-1)+h^2>h√(a-1) (つまり、証明すべき不等式の等号は成立しません。 問題文にタイプミスはありませんか?)
(2) (C)(E)"より F(t)=f'(t)f(t)+f(t)/f'(t) =(1/2)(t+C){(1/4)(t+C)^2+1}+{(1/4)(t+C)^2+1}/{(1/2)(t+C)} =(1/8)(t+C){(t+C)^2+4}+{(t+C)^2+4}/{2(t+C)} ここでt+C=uと置くと(F)より 2√(a-1)<u (G) で F(t)=(1/8)u(u^2+4)+(u^2+4)/(2u) =(1/8)u^3+u+2/u (H) (G)の範囲で、uの関数(H)の増減を考えます。
こちらの計算では a<11/8のとき、最小値は(361/192)√3 a≧11/8のとき。最小値は無し となりました。(間違っていたらごめんなさい。)
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