| 1)点Aから辺BCに下ろした垂線の足をD,線分ADと線分RSとの交点をEとします。 正方形PQRSの長さをx,BSをyとすると △BPSについて x=ysinθ (A) △ASEについて ES=(1-y)cosθ (B) ここで△ARSは∠ASR=∠ARS=θの二等辺三角形ですので AEはRSの垂直二等分線です。よって ES=(1/2)RS=x/2 (C) (B)(C)より x/2=(1-y)cosθ (D) (A)(D)をx,yについての連立方程式と見て解いて x=2sinθcosθ/(sinθ+2cosθ) (E)
(2) △ABCは∠B=∠C=θの二等辺三角形ですので 0<∠A=π-2θ<π ∴0<θ<π/2 (F) (F)の範囲で(E)を最大にするθを求めます。 (E)において sinθ+2cosθ=u (G) 2sinθcosθ=v (H) と置くと x=v/u (E)' 2sinθ,cosθはtの二次方程式 t^2-ut+v=0 (I) の解です。 従って(I)の解の判別式をDとすると D=u^2-4v≧0 ∴u(u-4v)≧0 (J) ここで(F)よりsinθ>0,2cosθ>0ゆえ(G)(H)よりu>0,v>0 ∴(J)から v/u≦1/4 ∴(E)'よりxは(I)が重解を持つとき、つまり sinθ=2cosθ (K) のときに最大となることが分かります。 (K)より sinθ-2cosθ=0 √5sin(θ-α)=0 (K)' (但しαは cosα=1/√5 (L) sinα=2/√5 (M) 0<α<π/2 (N) なる角) (F)より -π/2<-α<θ-α<π/2-α<π/2 ですので θ=α (O) ここで BC=2BD=2ABcos∠B=2cosθ ∴(L)(O)より求めるBCの長さは2/√5です。
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