| (1) lim[x→1]{f(x)/(x-1)}=1 (A) lim[x→2]{f(x)/(x-a)}=-5 (B) とします。 (A)より lim[x→1]f(x)=0 でなければなりませんのでf(x)はx-1を因数に持たなければなりません。 一方(B)より (i)a=2のとき lim[x→2]f(x)=0 でなければなりませんのでf(x)はx-2も因数に持たなければなりません。 このこととf(x)が3次式であることから f(x)=(x-2)(x-1)(Ax+B) (D) と置くことができます。 (D)を(A)(B)に代入すると -(A+B)=1 (E) 2A+B=-5 (F) (E)(F)を連立して解くと (A,B)=(-4,3) ∴f(x)=(x-1)(x-2)(-4x+3) (ii)a≠2のとき f(x)=(x-1)(Ax^2+Bx+C) と置くことができますので(A)(B)に代入すると A+B+C=1 (A)' 4A+2B+C=-5(2-a) (B)' (B)'-(A)'×2より A=(C+5a-12)/2 (A)'×4-(B)'より 2B+3C=14-5a B=(14-5a-3C)/2 ∴f(x)=(1/2)(x-1){(C+5a-12)x^2+(14-5a-3C)x+2C} 上式でa=2のとき ∴f(x)=(1/2)(x-1){(C-2)x^2+(4-3C)x+2C} =(1/2)(x-1){(C-2)x-C}(x-2) これが(i)のf(x)と一致するものとすると C/2-1=-4 -C/2=3 ∴このときCは任意の値とはなりません。
以上より a≠2のとき f(x)=(1/2)(x-1){(t+5a-12)x^2+(14-5a-3t)x+2t} (tは任意の実数) a=2のとき f(x)=(x-1)(x-2)(-4x+3)
(2) lim[x→a]{xf(x)-af(a)}/(x-a) =lim[x→a]{xf(x)-xf(a)+xf(a)-af(a)}/(x-a) =lim[x→a]{x{f(x)-f(a)}+(x-a)f(a)}/(x-a) =lim[x→a]{x[{f(x)-f(a)}/(x-a)]+f(a)} =af'(a)+f(a)
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