| α・2^(n-1)=a[n]+b[n] (A) とします。 (A)より a[n]+b[n]=2α・2^(n-2) =2a[n-1]+2b[n-1] (A)' つまりnが1増加するたびに小数部に2がかけられることが分かります。 一方 nが奇数のとき、0≦b[n]<1/2 (B) nが偶数のとき、1/2<b[n]<1 (C) よってkを自然数とすると n=2k-1からn=2kになる場合は、小数部の桁上がりはありませんので b[2k]=2b[2k-1] (D) 一方、n=2kからn=2k+1になる場合は、小数部の桁上がりは1ですので b[2k+1]=2b[2k]-1 (E) (D)(E)より b[2k+1]=4b[2k-1]-1 ∴b[2k+1]-1/3=4(b[2(k-1)+1]-1/3) ∴b[2k+1]-1/3=(b[1]-1/3)・4^(k-1) ここで(A)より b[1]=α ∴b[2k+1]=(α-1/3)・4^(k-1)+1/3 (F) これを(B)に適用すると 0≦(α-1/3)・4^(k-1)+1/3<1/2 ですので、kが任意の自然数であることから α-1/3=0 でなければなりません。 ∴α=1/3 このとき(D)より b[2k]=2/3 又(A)より a[n]=(1/3)・2^(n-1)-b[n] ∴ nが奇数のときa[n]=(1/3)・2^(n-1)-1/3 nが偶数のときa[n]=(1/3)・2^(n-1)-2/3 となります。
|