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■22944 / inTopicNo.1)  確率2
  
□投稿者/ kino 一般人(9回)-(2007/03/15(Thu) 16:21:28)
    2007/03/16(Fri) 16:35:32 編集(投稿者)

    3個の箱A,B,Cが有り、1匹のネズミが1秒ごとに隣の箱へ移動する。
    その移動の方向と確率は、
    箱Aにいる時は、確率Pで箱Bに移動する。
    箱Bにいる時は、確率Pで箱Cに移動する。
    また、確率1−Pで箱Aに移動する。
    箱Cにいる時は、確率1−Pで箱Bに移動する。
    n秒後にネズミが箱A,B,Cにいる確率をそれぞれAn、Bn、Cnとする。
    ただし、n=0の時ネズミは箱Aにいるものとする。
    また、0<P<1とする。

    (1)An,Bn,CnをAn_1、Bn_1,Cn_1およびPを用いて表せ。

    (2)An+1+αAn+βBn_1=γ(n=1,2,3、…)とするときα、β、γ、をPの式で表せ。

    (3)P=1/2の時、自然数mに対して、A2nを求めよ。
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■23000 / inTopicNo.2)  Re[1]: 確率2
□投稿者/ kino 一般人(14回)-(2007/03/16(Fri) 16:36:43)
    問題の写真はこんなかんじです。
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■23005 / inTopicNo.3)  Re[1]: 確率2
□投稿者/ けにい 付き人(54回)-(2007/03/17(Sat) 00:34:06)
    2007/03/17(Sat) 01:41:52 編集(投稿者)
    2007/03/17(Sat) 01:12:31 編集(投稿者)
    2007/03/17(Sat) 00:46:42 編集(投稿者)

    ↓度々修正すみません。

    (1) A からは確率 p で B へ、確率 1 - p で A へ移動します。
    B からは確率 p で C へ、確率 1 - p で A へ移動します。
    C からは確率 1 - p で B へ、確率 p で C へ移動します。

    今、例えば「n - 1 秒後にねずみが B にいる」確率 B[n-1] ですが、
    「その 1 秒後にねずみが A にいる」確率は、問題設定から、単純に
    (1 - p)B[n-1] と掛け算をすればいいわけです。

    また、例えば「n - 1 秒後に A にいたねずみが n 秒後に A に
    いる」という事象 X[A,A,n] と「n - 1 秒後に B にいたねずみが
    n 秒後に A にいる」という事象 X[A,B,n] は排反です。したがって、
    n 秒後にねずみが A にいる確率は P(X[A,A,n]) + P(X[A,B,n]) と
    単純に足し算すればいいわけです。

    以上のことから

    A[n] = (1 - p)A[n-1] + (1 - p)B[n-1]
    B[n] = p A[n-1] + (1 - p)C[n-1]
    C[n] = p B[n-1] + p C[n-1]

    なる漸化式が得られます。
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■23006 / inTopicNo.4)  Re[1]: 確率2
□投稿者/ けにい 付き人(55回)-(2007/03/17(Sat) 00:38:03)
    (2) ここでは、任意の n に対して

    A[n] + B[n] + C[n] = 1 ・・・ (*)

    という関係式が重要です(ねずみは必ずどこかにいる)。まず(1)で
    得られた漸化式を利用して

    A[n+1] = (1 - p)A[n-1] + (1 - p)^2 B[n-1] + (1 - p)^2 C[n-1]
    A[n] = (1 - p)A[n-1] + (1 - p)B[n-1]
    B[n-1] = B[n-1]

    という関係式を用意します。ここで、第 2, 3 式に α, β をかけて
    辺々加えると

    A[n+1] + αA[n] + βB[n-1]
    = (1 - p)(1 + α)A[n-1] + {(1 - p)^2 + α(1 - p) + β}B[n-1] + (1 - p)^2 C[n-1] ・・・ (**)

    が得られます。もし、A[n-1], B[n-1], C[n-1] の各係数がすべて同じ
    なら (*) 式を利用して A[n-1], B[n-1], C[n-1] を消去できそうです。
    今、C[n-1] の係数が (1 - p)^2 なので、連立一次方程式

    (1 - p)(1 + α) = (1 - p)^2
    (1 - p)^2 + α(1 - p) + β = (1 - p)^2

    を解けば良いわけです。そうすれば (**) 式は

    (**) = (1 - p)^2 (A[n-1] + B[n-1] + C[n-1])
    = (1 - p)^2
    = γ

    となります。
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■23007 / inTopicNo.5)  Re[1]: 確率2
□投稿者/ けにい 付き人(56回)-(2007/03/17(Sat) 01:32:07)
    (3) これは (2) の解き方を応用して A[n] に関する漸化式を導出します。
    つまり

    A[n+2] = (1 - p)A[n] + (1 - p)^2 B[n] + (1 - p)^2 C[n]
    A[n+1] = (1 - p)A[n] + (1 - p)B[n]
    A[n] = A[n]

    なる関係式を用意し、第 2, 3 式に α, β をかけて辺々加えます。
    あとは (2) と同じ要領です。漸化式

    A[n+2] - p(1 - p)A[n] = (1 - p)^2

    が導かれるのでこれを解けば OK です。数列 a[m] = A[2m] を用いれば

    a[m+1] - p(1 - p)a[m] = (1 - p)^2

    ですよ。
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