| ■No220に返信(mutaさんの記事) > (sinθ−1/sinθ)^2−(tanθ−1/tanθ)^2+(cosθ−1/cosθ)^2 > 上記の式を簡単にせよ。
そもそも,「簡単」というのは感覚的な言葉ですので,どう解釈すべきかはいろいろな問題をこなして,解答をいろいろ見て感覚的に理解していく事柄なのでしょうね。 三角関数がなるべく出てこない式が「簡単な式」のことだと考えることにします。
それにしても,どのくらい簡単になりそうなのか,あまり予想がつきませんので,地道に展開してみましょう。
sinθ*(1/sinθ)=1 などに注意すれば,とりあえず各項を展開した結果が {sin^2(θ)-2+1/sin^2(θ)}-{tan^2(θ)-2+1/tan^2(θ)}+{cos^2(θ)-2+1/cos^2(θ)} ={sin^2(θ)+cos^2(θ)}+{1/sin^2(θ)-1/tan^2(θ)}+{1/cos^2(θ)-tan^2(θ)}-2.
ここで,三角関数の基本である sin^2(θ)+cos^2(θ)=1 と,両辺を cos^2(θ) または sin^2(θ) で割ってそれぞれ得られる式 tan^2(θ)+1=1/cos^2(θ), 1+1/tan^2(θ)=1/sin^2(θ) を用いると,
(続き)=1+1+1-2=1.
なんとびっくり,どうやら式の値は 1 になってしまうようです。 ちょっと驚きました。
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