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■21031 / inTopicNo.1)  差分商
  
□投稿者/ ぽん 一般人(1回)-(2007/01/15(Mon) 23:38:23)
    nを1以上の整数とし、x_0,x_1,・・・,x_nを相異なるn+1個の標本点とする。qを高々n-1次の任意の多項式とする。このとき納i=O,n]q(x_i)/Π[j=0,n(j≠i)](x_i-x_j)=0を示せ。差分商 f[x_0,・・・,x_n-1,x_n]=Σ[i=0,n]f(x_i)/Π[k=0,n(k≠i)](x_i-x_k) ただしnは一以上かつx_i≠x_j(i≠j) を使ってとくようです。
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■21035 / inTopicNo.2)  Re[1]: 差分商
□投稿者/ サボテン 付き人(94回)-(2007/01/16(Tue) 10:43:28)
    2007/01/16(Tue) 10:45:24 編集(投稿者)

    差分商には以下の性質があります。
    {f[x_0,・・・,x_(n-1)]-f[x_1,・・・,x_n-1,x_n]}/(x_0-x_n)
    =f[x_0,・・・,x_(n-1),x_n]・・・@

    この証明は式を変形すれば容易にできると思います。

    またf[x_0,・・・,x_n]はx_iに関する対称式です。
    f(x)がN次の多項式の時、f[x_0,・・・,x_n]は最高次がαΣx_i^(N-n)(αは適当な
    定数)の多項式であることを帰納法で証明します。
    但しN-n<0の時はf[x_0,・・・,x_n]=0とします。
    以下f(x)はN次の多項式とします。

    1)n=1の時、f[x_0,x_1]=[f(x_0)-f(x_1)]/(x_0-x_1)より
         f[x_0,x_1]は最高次がα_1Σx_i^(N-1)のN-1次の多項式になります。特に
         N=0ならばf[x_0,x_1]=0です。

    2)n=k+1の時 f[x_0,・・・,x_k]が最高次α_kΣx_i^(N-k)の多項式ならば
         f[x_0,・・・,x_(k+1)]は最高次α_(k+1)Σx_i^(N-k-1)の多項式
         になることを証明します。
    N≦kの時はf[x_0,・・・,x_k]=const.より、@から
         f[x_0,・・・,x_(k+1)]=0
    N>kの時
         f[x_0,・・・,x_k]をx_0の多項式と思うと、
         @とf[x_0,・・・,x_k]が対称式であることを用いることで、
         x_0についてf[x_0,・・・,x_(k+1)]が
         最高次α_(k+1)x_0^(N-k-1)の多項式になることが
         導かれます。f[x_0,・・・,x_(k+1)]はx_iに関して対称式なので、
         他の変数に関しても多項式になり、最高次α_(k+1)Σx_i^(N-k-1)
         の多項式です。
         よって帰納法が示せました。

    以上のことからN<nであるならば、f[x_0,・・・,x_n]=0が示せました。
         
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