| A×Aの要素の相等について (x,y),(x',y')∈A×Aに対して x=x' かつ y=y' のとき、(x,y)と(x',y')は等しいといい (x,y)=(x',y') と表す。 でOKでしょうか?証明に移ります。
(反射律) ∀(x,y)∈A×Aに対して x,y∈Aで、RはAにおける半順序だから(反射律を満たすので) xRx ,yRy よってQの定義より (x,y)Q(x,y)
これにより、Qは反射律を満たす事が示された。
(推移律) (x,y),(x',y'),(x'',y'')∈AxAとして (x,y)Q(x',y'),(x',y')Q(x'',y'') とすると (x,y)Q(x',y') より xRx' ・・・・・・[1] かつ yRy' ・・・・・・[2] (x',y')Q(x'',y'') より x'Rx'' ・・・・・・[3] かつ y'Ry'' ・・・・・・[4] が成り立つ。 ここで、x,y,x',y',x'',y''∈Aであり、RはAにおける半順序だから(推移律を満たすので) [1][3]より xRx'' [2][4]より yRy'' よってQの定義より (x,y)Q(x'',y'')
これにより、Qは推移律を満たす事が示された。
(反対称律) (x,y),(x',y')∈AxAとして (x,y)Q(x',y') かつ (x',y')Q(x,y) とすると (x,y)Q(x',y') より xRx' ・・・・・・[1] かつ yRy' ・・・・・・[2] (x',y')Q(x,y) より x'Rx ・・・・・・[3] かつ y'Ry ・・・・・・[4] が成り立つ。 ここで、x,y,x',y'∈Aであり、RはAにおける半順序だから(反対称律を満たすので) [1][3]より x=x' [2][4]より y=y' よって (x,y)=(x'',y'')
これにより、Qは反対称律を満たすことが示された。
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