| miyupさんと重なりますが、
必要、十分条件に関しては、まず繰り返して『日本語として』理解することが 大切だと思います。
A⇒B AならばBが成立する場合 たとえばA:私は人間である B:私は動物である これは真の命題です。 私が動物であるためには、私が人間であれば十分である。 (人間であることが十分条件) 私が人間であるためには、まず、私が動物であることが必要である。 (動物であることが必要条件)
それでも、テストなどで上がってこんがらがったら、形式的には以下のように 覚える方法もあります。 地図で方向を示す 矢印の先はNです。 →N (普通は上向きですが) Nは北の略ですが 必要だ(necessary)の頭文字になっています。 逆の南のSも 十分だ(sufficient)の頭文字にもなっています。
さて問題ですが、各条件がa,bの符号で見た場合の同値関係(必要十分条件) を調べるのもひとつの方法です。
p:ab>0 ←→ (a>0 かつ b>0) または (a<0 かつ b<0) (a,b)を座標で考えれば軸を含まない第1、第3象限になります。
q:ある実数xに対して、ax+b>0が成り立つ a=0であればb>0となります。 a≠0であれば直線は傾き、どこかで正になるので ←→(a≠0) または (a=0 かつ b>0) 座標で考えれば 含まれないのはy(b)軸の負の部分で、大部分が範囲に入ります。
r:ある実数xに対して、ax^2+b>0が成り立つ a=0であればb>0となります a>0であれば上に凸の放物線ですからどこかで正になります a<0であれば下に凸なのでb>0となります ←→ (a>0) または (a≦0 かつ b>0) 座標で考えれば y(b)軸を含まない右半分と第2象限で原点を除くx(a)軸を含む 領域となります。
従って p→q q←r p,rは無関係 となります.
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