| ■No17273に返信(tukkoさんの記事) > すべての正の実数x,yに対し > √x+√y≦k√(2x+y)が成り立つような実数kの最小値を求めよ > という問題なんですが、解法の目処が立たないで途方に暮れています。 > > どなたか解き方を教えてください
x>0 なので,示すべき不等式の両辺を √x で割り,t=y/x とおいた 1+√t≦k√(2+t) という不等式が成り立つような最小の実数 k を求める問題と言い換えることができます。 t は正の実数ならばなんでもとりえますので,f(t)=k√(2+t)-√t-1 が正の実数 t に対し常に 0 以上になるような k の範囲を求めます。 明らかに k>0 でなければなりませんので,以下その範囲で考えます。 この不等式の両辺は正なので,これは両辺共に2乗して得られる不等式 1+2√t+t≦k^2*t+2k^2 と同値になります。 √t=s とおくと,やはり s も正の実数をくまなく取ります。 よって s に関する2次不等式 (k^2-1)*s^2-2s+2k^2-1≧0 を得ます。 f(s)=(k^2-1)*s^2-2s+2k^2-1 とおくと,k^2-1≦0 のとき,グラフを考えると大きな s の値に対し z は必ず負になりますから,k>1 でなければなりません。 また,このとき f(0)>1>0 であり,z=f(s) のグラフの軸は s 軸の正のところにあることがわかりますので,f(s)=0 の判別式が 0 以下であるような k の範囲を求めることになります。 1-(2k^2-1)(k^2-1)≦0 より, 1≦(2k^2-1)(k^2-1)=2k^4-3k^2+1, よって 2k^4-3k^2≧0. k^2>0 より 2k^2-3≧0. ゆえに k≧√(3/2) となります。 よって k の最小値は k=√(3/2). このときの不等式の等号は x=1, y=4 のときに成立します。
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