数学ナビゲーター掲示板
(現在 過去ログ2 を表示中)

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■17077 / inTopicNo.1)  図形
  
□投稿者/ ボーソ 一般人(1回)-(2006/09/04(Mon) 07:18:23)
    xy平面上に、2つの円C1;x^2+y^2=1、C2;(x−2)^2+y^2=1がある。
    原点Oに関してC1上の動点Pと対称な点P1
    C2上の動点Qに関してP1と対称な点P2とする
    このとき
    (1)OP2↑をOP↑、OQ↑を用いて表せ
    (2)点P2の存在する範囲を図示せよ
    (3)△PP1P2の面積の最大値とそのときの点P,Qの座標は
    糸口がつかめません
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■17083 / inTopicNo.2)  Re[1]: 図形
□投稿者/ KINO 付き人(75回)-(2006/09/04(Mon) 12:09:14)
    No17077に返信(ボーソさんの記事)
    > xy平面上に、2つの円C1;x^2+y^2=1、C2;(x−2)^2+y^2=1がある。
    > 原点Oに関してC1上の動点Pと対称な点P1
    > C2上の動点Qに関してP1と対称な点P2とする
    > このとき
    > (1)OP2↑をOP↑、OQ↑を用いて表せ
    > (2)点P2の存在する範囲を図示せよ
    > (3)△PP1P2の面積の最大値とそのときの点P,Qの座標は
    > 糸口がつかめません

    (1) まず,点 A に関して点 B と対称な点 C について,AC↑=-AB↑ が成り立ちます。
    よって,OP1↑=-OP↑,QP2↑=-QP1↑ と表せます。
    ゆえに,
    OP2↑=OQ↑+QP2↑=OQ↑-QP1↑=OQ↑-(OP1↑-OQ↑)=2OQ↑-OP1↑=2OQ↑+OP↑.

    (2) C2 の中心を A(2,0) とおくと,C2 のベクトル方程式は |OQ↑-OA↑|=1 です。
    よって,|2OQ↑-2OA↑|=2 なので,2OQ↑で表される点は中心 2OA↑=(4,0),半径 2 の円上を動きます。
    その円の各点に OP↑ が生えており,その終点が P2 なので,P2 は 2OQ↑ を中心とする半径 1 の円を描きます。この円の中心 Q は中心 (4,0),半径 2 の円上を動きますから,Q を中心とする半径 1 の円もそれにつれて動き,その円の軌跡は (4,0) を中心とする半径 2-1=1 の円と半径 2+1=3 の円で挟まれたリング状の図形を描くことがわかります。

    (3) P1,P2 は Q に関して対称なので,P1Q=P2Q が成り立ちます。したがって,
    △PP1P2=2△PP1Q が成り立ちます。同様に,P と P1 は O に関して対称なので,OP=OP1 です。よって△PP1Q=2△OPQ が成り立ちます。よって△PP1P2=4△OPQ となり,△OPQ の最大値を求めればよいことがわかります。
    図形をもとに考察します。OQ を底辺と見ると,この長さは Q が O から最も遠いとき,すなわち Q(3,0) のときに最大になります。
    一方,P から直線 OQ に下ろした垂線の足を H とおくと,PH の長さが △OPQ の高さになり,OP=1 なので PH の長さが最大になるのは OH となるとき,すなわち 角POQ=90度となるときです。
    以上のことから,P(±1,0), Q(3,0) のとき△OPQの面積は最大で,3/2 となることがわかります。この値を 4 倍したものが △PP1P2 の最大値です。

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

過去ログには書き込み不可

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -
Edit By 数学ナビゲーター