| これは2項分布の問題です。
コインの表裏が出るのは同様に確からしいとし,各回の試行は独立であるとします。 100回の試行において n 回表が出る確率は で与えられます。 この確率を n=40 から 60 まで加え合わせるという式を萩L号を用いて書き表してください。
次に,この2項分布を正規分布で近似することについて考えます。 この2項分布の平均(期待値)は 100*(1/2)=50,標準偏差は √(100*(1/2)*(1-1/2))=5 ですから, 同じ平均と分散をもつ正規分布で近似します。 そのような正規分布に従う確率変数を x とおき,z=(x-50)/5 とおくと,z は平均 0,分散 1 の標準正規分布に従います。 今求めたいのは 40≦x≦60 となる確率ですから,標準正規分布において -2≦z≦2 となる確率を求めることになります。 あとは正規分布表(教科書の巻末などにあるはずです)を用いて確率を求めて下さい。たぶん 0.9544 となるはずです。
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