| ■No16872に返信(きよさんの記事) > a>0、a≠1とする。ある実数xに対して > > a^(−x)+a^x−2a<0 > > が成り立つようなaの値の範囲を求めよ > > やり方がわからず、困ってます。
t=a^x とおいて t に関する 2 次不等式を導く,というのが一つの方法ですが, 次のように解くこともできます。 {a^(x/2)+a^(-x/2)}^2=a^x+2+a^(-x) ですから, a^x+a^(-x)-2a={a^(x/2)+a^(-x/2)}^2-2-2a. また,相加平均≧相乗平均という不等式を用いると,a^(x/2)+a^(-x/2)≧2 です。 したがって,{a^(x/2)+a^(-x/2)}^2-2-2a≧2^2-2-2a=2-2a. よって,a^x+a^(-x)-2a<0 となる実数 x が存在するためには,2-2a<0 であることが必要十分になります。 以上より,求める範囲は a>1 となります。なお,これはちゃんと a>0,a≠0 をみたしています。
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