| (1) について。 改めて見直して気付いたのですが,
> (1)≦≦を示せ。 > > という問題で、 > ≦
の部分の は等式ではなく, という不等式のはずです。そうでなければ が必ず成り立つことになってしまいます。
(2) について。 「3行」程度で終わる「スマート」な解答はこんな感じでしょうか。
条件は [0.03(n+1)]=[0.03n]+1 が成り立つ最小の n を求めることと同値である。 1≦n≦33 なる n に対し [0.03*n]=0 で,[0.03*34]=1 であるから, このような n は 33 である。
> ただ、やっぱり解答のやりかたも気になります。
僕の解説と,模範(?)解答は本質的に同じ内容であると思います。 というより,No.16875 で > 模範解答を無視してこう考えてはいかがでしょうか。 と書いたのは不適切で,正しくは 「模範解答を参考に自分なりに再構成したら次のようになりました。」 とすべきでした。
> 解答はたった3行で済ませているので、ちょっとスマートすぎて私には理解しがたいのかなとは思いますが、
ご安心下さい。少なくとも私にとっても理解しがたいです。
さて,模範解答を理解しようとする試みは徒労に終わりそうだと思われる理由を以下に述べさせていただきます。
「であるからの値の変わり目で となり、」
「の値の変わり目」とはいったいどういうことでしょうか? 意味が分からなくはないですが,未熟な表現に思われます。 「変わり目」とは,[0.03(n+1)]=[0.03n]+1 となるような n の値を指すのでしょうから, と [0.03(n+1)]=[0.03n]+1 とが同値である,と書いた方がよっぽどましです。
「に対してを満たす自然数nは存在しない。」
直前の文との論理的なつながりが不明です。 そもそも,なぜ m などという文字を使う必要があるのかよくわかりません。 また,例えば が成り立ちますから,この主張は間違っています。 この一文は不要だと思います。
「=0を満たす最大のnは33」
これもまた唐突な主張です。内容は正しいのですが,これが解答の中でどういう位置づけの事実なのか,すぐにはわからない仕組みになっています。 つまり「最小の n」というのを求めなければならないのに,なんで「最大の n」について考えているのか,両者のつながりがすぐにはわかりません。 ここの部分は,「[0.03*n] の値の最初の『変わり目』は n=33 のときである」とでも書けばよかったのではないでしょうか。
僕の読解力では上のような分析が精一杯です。 何かしら参考になるといいのですが。
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